現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙5 > 897.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 【不連続的差異論と政治経済】 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2004 年 10 月 03 日 03:46:26)
たぶん数学的な世界像で、世界の差異解釈、再構築をしようとしているのだろうけれど、世界はべつに数学的に構築されているわけではない。
同様に、哲学も物理学も数学を基盤に構築されているわけではない。
哲学は現に生きられているこの世界を対象にしているのであり、物理学はわれわれが存在するこの世界についての一解釈にすぎない。
ニーチェ、ハイデガー、ドゥルーズ、デリダなど哲学者の名前がたびたび出てくるが、本当に彼らを理解できているのか、首を傾げたくなる。
べつに彼らの権威を借りずとも、ここで行われているような議論はできるように思える(雰囲気はスコラ哲学者たちの議論を思わせるが)。
物理学についても同様だ。
量子論、相対論について、基本的理解ができていないように思える。
量子論も相対論も、現実の世界を対象としているのであり、数学的論理に現実が規定されるわけではない。
哲学や物理学など相手にせず、数学的議論として展開した方がずっと実りあるように思える。
まあ、この議論に参加している人たちは、薄々現実世界との乖離に気づいていて、ことさら内的時間意識とか、資本主義とか、進化論とか言及するのはそのためではないだろうか。