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(回答先: 天木直人・メディア裏読み 9月5日 これでは日本は本当の軍事国家になってしまう ほか 投稿者 天木ファン 日時 2004 年 9 月 06 日 10:44:52)
9月6日 ◇◆ 拉致不明者10名の死亡説を放置してはいけない ◆◇護憲の人、小泉首相 ◆◇武器輸出三原則の放棄を求める奥田経団連会長とトヨタという会社 ◆◇
9月6日―メディア裏読み
5日付けの産経新聞の、「不明10人死亡」北が揺さぶり?ニセ情報に政府困惑」という囲み記事に眼がとまった。そういえば日曜日のテレビ番組で田原総一郎氏が、「本当は10名は死亡していてそれを日本政府も知っている。それが明らかになると小泉政権は吹っ飛ぶので外務省がおさえている」というような発言をしていた。田原氏は同様の発言を北朝鮮の取材から帰国したばかりの二、三週間前のサンデープロジェクトでもしていた。発言には何かの根拠があるのかもしれない。
それにしてもこれほど重要な問題について一向に国民的関心が高まらないのが不思議である。マスコミが追及しないのが不思議だ。そもそも三年前の小泉首相の訪朝で金正日総書記は小泉首相に拉致を認め謝罪したのではなかったのか。それならば何故金正日は自ら誠意を尽くして調査しその結果を明らかにしないのか。何故小泉首相は金正日総書記に二度にわたって直接に面談しているのにこの事を強く要求しないのか。首相である自分が金正日と直接話し合わないと物事は進まないと言って訪朝した小泉首相が、日朝国交正常化進展の最大の障害になっているこの問題を何故事務レベルの交渉に任せて放置したままでいられるのか。
三年前の小泉首相の訪朝をお膳立てした田中均外務審議官はもはやこの問題は終わったといわんばかりに今度は北方領土問題に専念してロシアとの交渉に忙しいという。マスコミも国民も忘れ去ったわけではないはずだが。
◇◆ 護憲の人、小泉首相 ◆◇
勿論これはジョークである。6日付けの毎日新聞「発信箱」という囲み記事で与良正男論説員が次のように書いている。
「・・・小泉純一郎首相は護憲の人だ・・・なんていうとびっくりするだろうか。でも首相は今月の国連総会で憲法を変えることなく安保理常任理事国入りを目指す考えを表明するという。」
「今の常任理事国は核兵器を保有し海外で戦闘行為も辞さない国々ばかり。今までと違った常任理事国があってもいいんじゃないか。それが日本だ」とまで首相は言っている。つまり9条改憲はもちろん、海外での武力行使を認める憲法解釈の変更もしないということだ。・・・」
冗談じゃぁない。これまで小泉首相は国会などでどのような発言をしてきたか検証してごらん。自衛隊を軍隊といい、集団的自衛権は当然だといい、憲法は現実から乖離しているといって自民党の改憲案を急いでいるのではないのか。国内問題で支離滅裂な答弁をするのは国民だけを馬鹿にしてればすむことかもしれないが、国際問題でこんなことを公言されては日本人全体の信用にかかわることになる。
◇◆ 武器輸出三原則の放棄を求める奥田経団連会長とトヨタという会社 ◆◇
6日の産経新聞が武器輸出三原則の見直しを求める論説を書いているのは毎度おなじみのこととして、その背景にあるのは「日本の防衛産業だけが世界の流れに取り残される」という企業の論理がある。日本の企業を代表して経団連の奥田会長が見直し発言を繰り返しているがそれはまたトヨタそのものの声でもあろう。
いったい企業の論理とは何か。会社の存続がすべてであるとして金儲けとモラルの両立は不可能なのであろうか。金儲けを第一の目標としても、これだけは踏み外してはならないという社会的責務やモラルというものはないのか。たしか記憶では経団連の夏季セミナーでも10%ほどの経営者は平和憲法を護るべきという考えであったと記憶している。
そんな中で9月18日号の週刊現代に面白い記事を見つけた。トヨタに買収されようとしているミサワホームの三沢元会長がこうトヨタをこき下ろしている。
「・・・ミサワを買ったってトヨタは必ず失敗しますよ。・・・トヨタには家なんてつくれないですよ。そもそも自動車産業界では年に万単位の交通事故犠牲者をだしている。人間を生かし続けることを使命とする住宅メーカーとではその文化の違いは埋めがたいものがあるんです。昨年12月経団連会館で奥田会長にその話をしたら、真っ赤な顔をして部屋を出て行ってしまいましたがね」
世界のトヨタに喧嘩を挑む三沢元会長も相当なタマだ。
http://homepage3.nifty.com/amaki/pages/ns.htm