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(回答先: 宮森小ジェット機墜落事故当時の教頭へのインタビュー(沖縄タイムス) 投稿者 すいか 日時 2004 年 9 月 04 日 16:44:00)
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/heri_view20040903.html
沖国大教授・ダグラス・ドライスタット氏
米兵に占領意識なお
事故、海外に英語で発信
米国出身のダグラス・ドライスタットさん(51)は沖縄国際大学の教壇に立ち十六年。二十五年前に琉球大学に留学、その後、本土の大学院を経て再び沖縄に来た。母国の軍隊のヘリが自らのキャンパスに墜落した衝撃、米兵による封鎖、現場検証なしの撤去…。目撃した一連の行為に「復帰前からの占領意識がある」と怒りを募らせている。
―事故を聞き、すぐに現場に駆け付けたそうだが。
「別館でクレーンの倒れるような音が聞こえたと思っていたら、学生から『ヘリが墜落した』と聞かされた。米兵が来る前に写真を撮ろうとカメラを手に走ったが、すでに米兵が黄色いテープで封鎖し、近寄らせなかった。報道では『危険だから制限した』と伝えられているが、私には『ノー・ピクチャーズ』とだけ叫んでいた。彼らは事故現場の様子を知られたくなかったのだろう。米兵に『お前たちに管理権はない』と抗議したが、彼らは何も答えなかった」
―米国で同じ事件が起こったら、どうなっていたか。
「米国で住宅街の上をこんなに低空で飛ぶことはあり得ない。宜野湾市のような住宅街の中には、民間空港さえないはずだ。仮に大学に墜落して憲兵や警察が学内を不法占拠したら、すべての学生が怒り、基地を取り囲んでいただろう。もちろん市民も許さない。『大学の自治』は世界共通の理念のはずだ」
「今回の事故をめぐる米軍の対応を見ると、彼らが復帰前からの占領意識を引きずっていることが分かる。自分の国でやらないことを他国で平気でやる神経が知れない。普天間基地の司令官は、被害を受けた一軒、一軒を回って謝るべきだ」
―沖縄は日本国内で他県と異なる扱いを受けているのでは。
「連日、東京都庁の上空で米軍ヘリを飛ばしてみれば、その答えが分かる。恐らく政府は大騒ぎするだろう。こんな小さな島に米軍基地の75%を置くのは、差別的に扱っていることの表れだ」
―普天間基地を撤去させるためには。
「大部分の米国人は『沖縄』という地名を聞いたことがある程度で、基地の状況を知らない。同盟国で今回の事故のようなことが起こっていることを知れば、正常なこととは思わないはず。逆にいえば、一般の米国人に沖縄の現状を伝えれば効果的だろう」
「外国のメディアで今回の事故はほとんど報じられていない。理由の一つは、英語による情報の発信が少ないからだ。英語で発信されていたら彼らもコンタクトしやすかったはずだ。いま同僚たちと事故を伝えるインターネットのホームページを作っている。英語版も準備しており、できるだけ多くのことを海外に伝えたいと考えている」
(聞き手=社会部・与那嶺功)
写真
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/gif/heri_view20040903.jpg