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(回答先: Re: 共産党が大衆・労働者の味方というのは幻想 投稿者 南青山 日時 2004 年 7 月 16 日 05:52:45)
南青山さん、アフターバーナーさんこんばんわ
もうこの論争は終わったかなと思ったのですが、アフターバーナーさんのレスが入って、へーと思ってもう一度南青山さんの意見を読んで思ったことを書きます。結論的に言って南青山さんのご意見は共産党を擁護しているようで、逆に突き落としていると思います。
まず南青山さんのレスを全文転載します。
>共産党があまねく労働運動の味方(代弁者)、労働者の味方(代弁者)というのは幻想と思います。
>共産党は、共産党を支持する人(ある特定の理念を共有する労働者層)の味方であり、そうした支持者(ある特定の理念を共有する労働者層)に奉仕する党と考えた方がいい。
そうした意味では、創価学会に限りなく近いと思っています。
>共産党の主張(理念)と広義の共産主義の理念と一致する必要はないし、共産主義と異質なものを感じるからといって、共産党を批判することは無意味とは言わないまでも、あまり生産性のあることとは思えません。
>そもそも労働者階級とひとくくりにする考え方自体が、すでに無効な時代に入っていて、現実の共産党は、そうした事態に(かなり以前から)対応していると考えることもできます。
>もちろん、問題なのは、特定の理念を共有する労働者階級の味方でしかないのに、あまねく労働運動の味方(代弁者)、労働者の味方(代弁者)のふりをしているところがあることでしょう。
>さらに問題なのは、周囲のほとんどの人が共産党のそうした振る舞いにとっくに気づいているのに、内部の指導者層の多くが自覚していないように見えることです。
>ただ、小生はそれにしても現状ではまだまだ共産党的な政党は必要と考えているので、もう少し発言権を増してもらいたいと思っています。
>少なくとも労働者にとっては、自民党や民主党よりはましなはずです(本来の意味での財政構造改革には不向きかもしれませんが)。
>具体的には議席増ですが、その際の戦略、戦術は、公明党・創価学会の手法が参考になると思います。
>その意味でも、共産党は公明党・創価学会に限りなく近い政党ですね。
(転載以上)
@あらためてみて思ったことは、共産主義者ではない(ですよね)南青山さんの意見と共産主義者(を装っている?)日本共産党本部の考え方がほとんど一致していると言うことです。
ただ南青山さんは日本共産党がいまも特定であっても労働者階級の利害を代表していると思っているというのは、誤解だと思います。これはちゃんと日本共産党の本部に問い合わせた方がいいのでしょうが、日本共産党はもはや労働者階級という国際的な「せまい」利害関係を超越して、ブルジョア階級を含めた国民の利害を体現する民族的な「ひろい」利害関係を代表すると宣言しているのですから、南青山さんの共産党理解は、せっかくの綱領改定で共産党本部がアピールしたかったことを台無しにしてしまうことになると思います。
それで、せいぜい批判政党の位置でいいという共産党の位置づけについては共産党本部は「了」とされると思います。そうやれば旧社会党支持者をまんまと横取りできるだろうという考えが不破−志位の新路線だったわけですから。
まあそういうコソ泥的延命路線は、あっという間に破産しちゃったんですけどね。残ったのは哀れな、非階級的な新綱領のみというわけです。こうして日本のスターリン主義政党も破産するというのは、新しい世界にとっていいことだとは思います。