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(回答先: 自由民主党政務調査会 憲法改正プロジェクトチーム「論点整理(案)」 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 7 月 01 日 08:21:53)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20040701k0000m010155000c.html
参院選:憲法問題、自民は争点化避ける
小泉純一郎首相が街頭演説などで憲法に触れることはほとんどなく、自民党は参院選で憲法問題を意識的に避けている。「時間をかけた説明を必要とするテーマで、選挙戦にはなじまない」(幹部)との判断に加え、多国籍軍参加問題がクローズアップされることへの懸念と慎重な議論を求める公明党に対する配慮という事情がある。
「自民党の憲法改正の考え方は、米軍と一緒に世界中どこでも武力行使をする自衛隊になり、到底認められない。参院選で大いに議論しないといけない」
民主党の岡田克也代表は30日、群馬県庁で記者会見し、首相が27日のNHK番組で「憲法を改正して集団的自衛権の行使を容認すべきだ」と発言したことを、多国籍軍参加問題と絡めて争点にする考えを示した。
自民党は05年11月の結党50周年の党大会で憲法改正草案を公表する方針で、党憲法調査会は15日、戦力保持、集団的自衛権の行使などを盛り込んだ新憲法草案の素案を公表した。同調査会のメンバーは「平和憲法の大転換で、本来なら国民の信を問うべき内容だ」と認める。
しかし、自民党は「草案をつくることを約束しており、ことさら争点にする考えはない」(安倍晋三幹事長)との姿勢。党幹部は「立候補者には『憲法には触れる必要はない』とアドバイスすることさえある」と語る。
あらかじめテーマが設定される討論番組では首相も憲法を語るが、全国遊説ではまったく触れない。首相は29日の新聞・通信各社とのインタビューでは、集団的自衛権の行使をめぐり「法制局長官でもないと分からないような議論を、この選挙の時期に総理がしていいのかという問題もある」と言い放った。
公明党はこうした自民党の対応に関し「もはや憲法は争点ではなくなった」(幹部)と歓迎。これに対し、野党は共産、社民両党がもともと憲法問題を訴えの中心に据えており、岡田氏の30日の発言で民主党も「参戦」することになった。もっとも民主党内には「憲法問題にアレルギーを持つ旧社会党系議員を抱えており、争点化するとおかしなことになる」(中堅議員)との声があり、どこまで本格論争に発展するかは不透明だ。【古本陽荘】
毎日新聞 2004年6月30日 23時51分