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(回答先: 「佐世保小6事件」最終審判決定の“作文”について 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 22 日 21:45:34)
リード
佐世保市の小学校で、六年生の女児が同級生の女児の首をカッターナイフで切り殺害するという事件が発生した(六月一日)。この女児は、給食時間中に被害女児を習熟度別教育用の学習ルームに誘い出して、「冷静に」殺害したという。周囲から「しっかり者」の「明るい普通の子」と見られていた小学生の女児が同じ小学生を学校内において殺害したという、史上初めてのこの事件は、日本社会を驚かせた。あわてふためいた文部科学省と長崎県教育委員会は、事件の責任を、もっぱら現場の教師の監督の欠如と両親のかかわりの欠損に求めようとやっきになっている。それだけではなく、「加害女児の人格上の未熟さ」を「矯正」するための「強制的措置」をとる必要があるなどと家裁はきめつけている(女児は九月十六日に、「児童自立支援施設」に収容された)。
だが、この事件が照らしだしているのは、こんにち小学校に急速に普及・拡大しているコンピュータ教育とインターネット利用、それによる電脳的疎外の深刻化という現代日本教育のひずみではないか。この事件は、彩電的・電脳的疎外のゆえに精神的成長を妨げられている子どもたちの人間性破壊を象徴するものであり、子どもたちの絶望的な悲鳴≠ノほかならない。
T 事件発生の諸要因
A ネット上の口論が「殺意」へ
B 受験競争と生活苦
U 照らし出された現代日本の教育の構造的歪み
A バーチャル・リアリティと現実の混同
B ごっこ遊び≠失い孤立化する子どもたち
C 加速する能力主義教育
D 小泉「構造改革」のもとでの家計と家庭教育の危機