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福岡県大牟田市の諏訪川河川敷で22日、腐乱した変死体1体が見つかった。同市内の高校1年の男子生徒(15)で、福岡県警は関係があったとされる同市桜町、無職、北村真美容疑者(45)を、死体遺棄容疑で逮捕した。男子生徒を含め、北村容疑者周辺の4人前後が行方不明になっていたとされ、関連で事情聴取を受けていた夫で暴力団幹部の北村実雄さん(60)が、複数の死体を川に捨てたことをほのめかした後、拳銃で自殺を図った。県警は、更に遺体が見つかる可能性があるとみて、諏訪川周辺の捜索を続けている。
調べによると、北村容疑者は18日早朝、同市沖田町の馬沖橋から、男子生徒の死体を川に投げ捨てた疑い。2人に血縁関係はない。
県警は、北村夫妻周辺の数人が行方不明になっているとの情報を得て、2人に任意で出頭を求め、22日朝から大牟田署で事情聴取をした。実雄さんは「複数の死体を諏訪川に遺棄した」という趣旨の供述をしたため、22日朝から捜索したところ、男子生徒の変死体を発見した。
実雄さんは供述した後の午前10時すぎ、同署内の取調室内で、持っていた拳銃で頭を撃って自殺を図ったという。
現場はJR大牟田駅から約2キロ南東にあり、水田に囲まれた地区。周辺の市道はすべて警察によって立ち入り禁止とされ、ものものしい雰囲気。約100メートル北の住宅に住む女性は「驚いた。不気味だ。現場の橋は付近住民が普段から使っているが、怖くて通りたくない」と話していた。
毎日新聞 2004年9月22日 12時17分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040922k0000e040048000c.html