現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件14 > 457.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 元夫殺害事件 天井から首つりロープ 周到に自殺偽装? 福岡県警 現場に借用証も(西日本新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 9 月 16 日 17:30:04)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040916k0000e040081000c.html
保険金目的の殺人事件に絡み、殺人容疑で逮捕された福岡・中洲の元スナックママ、高橋裕子容疑者(48)。関係者の証言からは「純粋無垢(むく)なお嬢さんタイプだった」20代の高橋容疑者が、最初の離婚を境に少しずつその顔を変え、次々に交際相手を代えては多額の金を脅し取るようになった転落の軌跡が浮かび上がる。
高橋容疑者は55年9月、福岡県志免町の靴職人の家に生まれた。地元小学校を卒業後、福岡市内の中高一貫の女子校を経て、東京にある音大のピアノ学科に進んだ。学生時代の同級生らは「きれいで、存在感がある子だった」と口をそろえる。
■ ■
「芸能人にあこがれる箱入り娘だった」。高橋容疑者の最初の夫だった男性(50)は出会ったころの印象をこう語る。男性は高橋容疑者が音大在学中にダンスパーティーで知り合い、79年に結婚。「純粋無垢で、素直で明るい女性だった」という。
その一方で、「逆上すると何をするか分からない側面もあった」。男性が帰宅すると高橋容疑者が包丁を持って玄関に立ち「この結婚は失敗だった。あなたを殺して私も死ぬ」と口走ったこともあったという。結局、最初の結婚生活は6年で破たんした。
■ ■
殺害された疑いが強い野本雄司さん(殺害当時34歳)とはその2年後に結婚。建築設計事務所を開いた。当時の様子を知る人たちは「(高橋容疑者は)上品でだまされるような外見だが、実際は違う。会社の実権を握り指図していたのは高橋容疑者」と証言する。
その事務所もバブル崩壊の影響を受け、経営難に。94年10月、2回目の不渡りを出して事実上倒産。取引先によると、野本さんが同年10月に死亡した後、高橋容疑者は手に入れた保険金で事務所の借金を清算したという。
その後、高橋容疑者はアルバイトでスナックなどで働くようになり、95年9月、中洲でスナックを経営し始めたという。最初の夫によると、このころ、高橋容疑者から執ように金を無心する電話がかかり始めた。「最初は調子が良かったようだが、そのうち厳しくなったようだ。何度も電話してきて『家賃が払えない』『給料が払えない』といっては50万円、100万円を要求された。『もう死ぬしかない』とも言われた」と明かした。
■ ■
99年6月には3回目の結婚をするが、恐喝事件の起訴状によると、この年の10月、福岡市内の建設会社員と共謀し、かつての交際相手から現金180万円を脅し取っている。00年10月に3回目の結婚相手が死亡すると、01年6月に同様に別の男性会社員から現金100万円を脅し取り、この恐喝容疑で高橋容疑者は逮捕された。
最初の夫は「男なんかどうにでもなると思っていたのだろうか。殺人は今でも信じられない……」と言葉を失った。
毎日新聞 2004年9月16日 15時00分