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(回答先: はてな。個人情報閲覧は果たしてネットマナーのためか? 捜査当局協力いっぽんやり。さすが、はてな。 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 11 月 05 日 11:08:00)
2004年11月03日(日)
■はてなには、プライバシーポリシーは無いようです
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/topic/
先日、はてなから、以下のようなメールが送られてきました。内容を簡単に言うと、「住所、登録しろよ。ゴルァ!」ってことです。キャンペーンなどとオブラートに包んだ言い方で偽善的なことを書いていますが、実質的な強制です。
まあ、どのような方針で運営するかは、はてなの自由です。別に反対はしません。しかし、はてなと言う会社は、どうも個人情報やプライバシーについて、あまり考えていない会社のようです。
と言うのも、メールの冒頭でいきなり「このお知らせは重要事項につき、はてなからのメールマガジンを受け取らない設定のユーザー様にもお届けしています。ご了承ください」と書いていますが、これは個人情報保護法における目的外利用であり、勝手に個人情報を流用していることになるからです。同じようなことをしたソフトバンクは、総務省に行政指導をされています。
また、11月15日に発効するプライバシーポリシーには、「登録時には、ユーザーの氏名、メールアドレス、生年月日、性別、郵便番号」が必要、住所が必要なのは「商品発送の場合」と書かれていました(プライバシーポリシー)。利用規約との整合性を取るために、速攻で修正されましたが、そもそもポリシーとは「政策・考え方」のことですから、利用規約よりも先にあるべきものです。
以前、何の根拠も無く個人情報を漏洩し、事後に規約を改定してお茶を濁した事件がありました。プライバシーポリシーで、うわべだけ繕ってみても、本当の意味での「ポリシーの無さ」は変わっていないようです。
しかし、「情報発信元の明確化や、サイトそのものの健全化」が、個人情報を収集する目的になりえるのか、大いに疑問です。メールマガジンの件も含めて、総務省に聞いてみるのも面白いかもしれませんね。なお、総務省の方では、ある程度の数のユーザーから問い合わせが無い限り、問題があったとしても動かないそうです。
ところで、ハッカージャパン11月号の記事に、個人情報流出事件が多いのを皮肉って、次のようなコメントを書きました。急成長を続ける はてなが、このような会社でないことを、祈るばかりです。
個人情報保護法が2005年4月に施行されるのにあわせ、駆け込みで各社流出量を競い合っているようにも見える。情報を売ることで二重に儲けられる環境が、インターネットの急成長を支えているに違いない。