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(回答先: 長壁満子氏へ 投稿者 haru 日時 2004 年 10 月 20 日 19:55:50)
haruさん、kotetuさん、こんばんわ。
私の言うことに真摯に、反応していただいて、感謝します。
で、私は、haruさんのような、良識ある人を通じて、幾重にも真実の輪が広まるように、まずは手っ取り早く、掲示板を利用して訴えてきました。
同時に、共産党員の思考を変えられればと、党員の前に、党中央委員会にファックスやら手紙、さざ波の掲示板で意見を書き込んできました。機関紙・しんぶん赤旗は４０万部？ですから、読者の何割かには影響あるかと思ってきました。
ですが、直接な反応は今のところ、某ゲームを通じた若者が主流です。驚くほどの鋭い意見や感想がのべられて、驚きます。
私がもっとも、力を入れてきたさざ波掲示板は、あるところまではよかったのですが、今は、元の木阿弥に等しい感じになっています。つまり、今の戦争というより、マルクス論が花盛りというかんじ。
私がおもうことは、人は、自分の土台からしか、物事を感じようとしないということです。掲示板でいくら訴えても、イラクの残虐なイメージを突きつけられても、なぜか、己の好悪あるいは利害で取捨選択して都合よく取り込むのです。
このことは、先の戦争と同じことですが、戦争のなりたち、戦争への道程を封印してきたつけだと思います。現役戦争世代は、自らの体験を恥として語らず、本多立太郎（９０歳）氏のように、自らの捕虜虐殺を「戦争出前噺」として２０年近く全国を行脚している方もいますが、おおかたは、隠蔽・美談に仕立て上げていきます。右翼の思う壺なのですが、人間、自分の犯罪に向き合うことはよほどの蛮勇ともいえるものが必要のようです。
そうはいっても、諦めては、昔と同じことの繰り返しですから、言い続けるしかないのです。そのために今は、掲示板があり、腐れメディアのスキをぬって真実が発信されます。
もっとも、様々な情報は大切ですが、過去の戦争もそうであったように、時の流れに流されない、権力の暴虐を見抜いていた人はいたわけです。今は教訓とすべきことがごまんとあるわけですから、戦争の映像の奥にあるものをちょっと立ち止まってみれば、理解できるのではないでしょうか。
例えば、私は、９・１１が起きたとき、小６の子どもから、「お母さん、この飛行機を乗っとった人は、どうしたの。死んだの？ 何のために、自分の命までうしなってこんなことをするの？」という問いかけでした。
当然私も、同じ疑問からスタートし、以降、子どもと二人三脚で、戦争を語り見てきました。一日、最低５〜６時間は新聞、テレビ、雑誌等をにらめっこ、比較検証していく中での、驚くほどの報道のデタラメさ。最初の頃は日に一度はメディアに電話していたと思います。
大本営発表ががなり立てる情報のすさまじさに、辟易しながら、底知れぬ怒りが蓄積されていきました。
この３年間、私の最初の視点は、深まりこそすれ、修正はありません。私がもっとも核だと思ったのは、テロリズム論と、日本の北朝鮮バッシングでした。この二つが解決あるいは、正しく認識されない限り、戦争は終結に向かわないと思ってきました。
そして、いやな予感は当たりました。北朝鮮の拉致問題は、日本の軍国化に大きく貢献しました。テロリズム論は、その「テロも戦争も」論といった短絡的な思考がいまだ根強くあり、自公民から共産党の一部まで本音のところで「反テロ戦争」に加担するといった具合です。
話は変わりますが、haruさんが、一般の人の見解をのべてくれました。つまり、９・１１の被害の報復としてブッシュの戦争をみることと、イラクのレジスタンスを同一にみることは、とても表面的な見方です。９・１１がなぜ、起こったのか、と問われなければならないのだと思います。私は、富と資本の象徴であるビルが破壊されたことに、根っ子にはイスラムの怨念をみます。米国のそれまでの歴史をみれば、容易です。
イスラムの怨念を増殖し、養成し、利用してきたのが、米帝国です。そのうえ、そうした抵抗を煽り、主体的にやらせてきたのが、チェイ二ー等、ネオコン組です。
パレスチナのレジスタンスも、６０年弱、イスラエルの餌食となっています。
真実は、今ある現象だけで判断しないで、原因を考えることが大事でしょうか。また、現象も、公平に見れば、素手に近い旧式の武器対ハイテク兵器のサマをみれば、どちらに理があるか、切実かは容易に理解できます。
誰が、空爆という残虐な仕打ちに、人間の命が勝てると思うでしょうか。彼等は、一つ命以上のもののために、戦っているのです。そうしたこころを私は受けついでいきたいと思ってきました。間違っても、「テロも戦争も反対で〜〜ス」といった短絡的な平和運動は拒否してきました。
戦争を知れば知るほど、この世界の暴虐のすさまじさに、気が遠くなります。人間の残虐さと狡猾さに、吐き気がします。米国は、今宇宙に軍事基地を夢想しています。いけいけどんどんのブッシュ政権をまず、変えなければ、なりません。クシニッチ候補が降りた今となっては、ケリーしかありませんが、ブッシュの戦争そのものよりはマシかもしれません。「反テロ戦争」に少し、水がさせるかもしれません。とにもかくにも、米国民も日本国民も、戦争の真実を一人でも多くの人に広めることしか、戦争終結への希望は見出せません。
haruさんは、そうした意味で、私以上に、語れる人です。どうか、智恵を貸してください。阿修羅はメジャーだといっても、日本人口の万分の一以下です。あらゆる方法と工夫が必要です。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。