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(回答先: 冬ソナのプロットは日本のゲーム「君が望む永遠」と同じ 冬ソナの主題歌が雅夢の歌う「愛はかげろう」の盗作だ 投稿者 TORA 日時 2004 年 9 月 26 日 14:04:49)
記憶喪失を物語の重要な鍵として使った例ならば、下記のようなものがある。日本の小説(特に恋愛小説や推理小説)・テレビ番組・映画などで記憶喪失を扱ったものは、これら作品の強い影響を免れていない。
・心の旅路(1942年米映画):ジェームズ=ヒルトン原作、マーヴィン=ルロイ監督
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7838
・黒いカーテン(1940年米小説): ウィリアム=アイリッシュ(本名コーネル=ウールリッチ)原作
http://www.asahi-net.or.jp/~ue4k-ngt/bnavi/woolrich.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488120016/249-6945155-2421153
いずれも記憶喪失がその後の恋愛や重大な事件の原因となり、さまざまな人間模様を展開していくといういわゆる「記憶喪失もの」と呼ばれるジャンルの大きな源流となったと評価されている作品である。
こうした「先達」があることを踏まえずに、「冬のソナタ」が「君が望む永遠」のパクリだ何だと主張しても説得力は希薄である。その論法でいけば、昨今のすべての記憶喪失をテーマとした恋愛ものや推理ものは、みなこれら2作品のパクリもしくは亜流ということになる(私はエドガー=アラン=ポーの「モルグ街の殺人」以来の海外の古典的推理小説や、往年の名画の類にもそれなりに通じているつもりだ)。
はからずも、「株式日記」なる大仰な表題をつけている人にふさわしからぬ知識のそこの浅さが割れたとしか思えない内容の薄い文章である。もっと古今東西の「古典的」な文献や名画、さらには名曲に通じるよう勤めることをお勧めする(それらについての基本的教養・素養ある人間からすれば「なんだ、この程度のことも知らないのか」「元ネタをその程度までしか遡れないほど知識が浅薄なのか」と軽蔑や嘲笑の対象となるだけだ)。