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(回答先: Re: 義務教育制度は廃止し、”権利教育制度を創設するべき” 投稿者 とっぽ 日時 2004 年 9 月 25 日 17:51:17)
義務教育制度について。
「義務教育」と言う言葉がどのように生まれたか興味があります。また、それがどのような役割を果たしてきたのかも関心があります。
本来、子供には生きる基礎として獲得すべき「学習権」があると思います。生存権に結びついた「学習権」です。その「学習権」を受けさせる義務が親にはあるということなのでしょう。あるいはそのサービスを提供する義務が国にあるとも考えられます。
現実に戻って「義務教育」制度を考えて見ます。素直に解釈すれば(笑)、恐らく、まだ貧しい時代、親が貧困を理由に子供を労働力として使い学校へ行かせないということを防ぐ為に「義務教育」制度と言うのが考え出されたのだろうと思います。
しかし、実際には「軍国主義教育」などに「義務教育」が利用されたことも確かです。最近では、教科書採択などの動きを見ていると、国に都合の良い、型にはまった人間の製造が「義務教育」に期待されているようにも見えます。
生存権に結びついた「学習権」と言う観点から言えば、親が自分の子供に相応しくないと考える教育内容だったら、行かせないことも本来ならありでしょうし、またあまりにも本人の能力よりもレベルが低いと考えれば飛び級で早く卒業させることもありと考えます。
全体的に豊かになった現在においては「貧困を理由に子供を労働力として使い学校へ行かせない」と言う事はほとんど考えられません。しかし、安全策として一応それへの歯止めを何らかの形で取った上で、生存権に結びついた「学習権」と言うことで、「義務教育」制度をもう一度考え直した方がいいような気がしています。
名称も「"学習権"教育制度」と言うようなものにするのが良いのかなと考えています。「義務教育」と言うと、誰が誰に対しての義務かと突っ込みを入れたくなってしょうがありません。