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(回答先: [プロ野球スト]「何が選手たちの真の望みなのか」(読売新聞) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 9 月 19 日 02:29:32)
★読売社説は「コミッショナー提案」の「新規加入球団審査委員会」なるものを今後の労使交渉のベースにすべきだと書く。
しかし、そもそも読売新聞およびそのトップ・ナベツネは、球団数を減らし1リーグにすべきだとして、他球団経営者たちをその方向に誘導してきた。そうであるならば「新規加入球団審査委員会」などナンセンスであり、むしろ反対すべきものであろう。彼等は自らの「真の望み」を隠蔽している。
選手会は「読売」のこのような恫喝に屈してはならない。(シジミ)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040919ig90.htm
9月20日付
球場からもテレビからも、いつもの球音が聞こえない、寂しい週末だった。
十二試合が中止になった。再試合は行われない。セ・リーグの優勝争いや、パのプレーオフ進出争い、日本シリーズはどうなってしまうのか。個人記録は……。
中途半端なシーズンの終わり方は、ファンの野球熱を冷ましてしまう。不毛なストの代償は、極めて大きい。
選手会と経営側の労使交渉が今週、再開される。選手たちは、ウイークデーの試合は消化しながら、その一方で、ファンが最も注目する週末のゲームを“盾”に交渉に臨む。そんな形の交渉が、三週目に入る。
争点は、ほぼ絞られている。選手会側が求めるように、新規球団の参入を「来季」と特定するか、経営側が主張する「それ以降」とするか、である。
わずかな違いのようにも見えるが、双方とも「球界の将来」を考える上で譲れぬ一線、としている。着地点を見いだすのは容易ではない。
日本プロフェッショナル野球組織の根来泰周コミッショナーは、選手会がストを決める前日、労使交渉の場に、収拾へ向けたコミッショナー提案を示した。
「新規加入球団審査委員会」を設置して、参入申請を審査すること、「プロ野球有識者会議」を置いて、野球界の問題点を考えること、などの内容だった。
経営側は、これを受け入れ、提案に沿った主張を団交の中で展開した。実施の時期を巡り、交渉は不調に終わったが、選手会側も直後の会見で、「非常に重い提案と考えている。ストをしたからといってなくならない」としている。
根来氏は、新規球団参入については、きちんとした審査の仕組み、ルールを確立することが先決で、事務的にも来季からは難しい、との見解を示している。
「監督、コーチ、選手がそろっていないとファンにいい試合を見せられない。球団をやたらと増やしても、選手はどこにいるのか」。読売新聞のインタビューに、こう語っている。
プロ野球の将来論議に関しては、「ストには何の利益もない」とする一方で、「選手、球団、ファンが三位一体となって話し合い、少しでも前進した方が効果がある」と言う。経営側にも、一層の話し合いの姿勢を求めたものだ。
コミッショナー提案は、これからの労使交渉でもベースとなりうるはずだ。
ストはだれにとってもマイナスでしかないことは、この二日間で、はっきりした。あとは着地点を探る作業だ。今度こそ、スト中止の決着を望みたい。
(2004/9/20/01:27 読売新聞 無断転載禁止)