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http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20040828&a=20040828-00000045-sph-spo
巨人の渡辺恒雄前オーナー(78)が27日、8月13日の電撃辞任以来、初めて報道陣の取材に応じ、球界再編問題について「オレは2リーグ制論者。ただし5対5の2リーグ」と10球団になった場合、新たな来季のリーグ運営方式を示した。都内のホテルで滝鼻卓雄オーナー(65)と会食後に語ったもので、渡辺前オーナーはまた、パ・リーグで進行中とされるもう一つの合併球団がダイエーとロッテであることも初めて明らかにした。
沈黙破る
渡辺前オーナーが沈黙を破った。電撃辞任後、球界再編問題についてはかたくなに口を閉ざしていたが、この日、都内のホテルで報道陣に囲まれて、足を止めた。注目の発言の中で、前オーナーが最も強調したのが10球団になった場合の5対5という新たな2リーグ運営方式だった。
前オーナーは「君たちの迷信が1つあるんだよ。ナベツネは1リーグ制である(ということ)。1リーグ制というのは確かに、急に6(球団)が4になったら1リーグ制でもしなきゃと考えたことはあるけど、7月の段階で、オレは2リーグ制を各方面に説いている」と説明した上で、具体的な内容を明かした。
「オレは2リーグ制論者だからね。ただし、5対5の2リーグだ」これまではセ6、パ4なら1リーグという考えを示していたが、この日は自らは2リーグ制支持派であると主張。ただし、その運営方式については「新しい2リーグだ。交流試合を入れた2リーグ制。これでやるというのはオレの確固とした考えだ。7月の時から各方面を説得、ある程度の同調を得ているけど、反対する人もいるから分からん」と話した。
これまで何度も、球界の危機を示してきた渡辺前オーナー。「あんまり1リーグのナベツネと(周りが)言って、野球界を滅ぼすようなことを言われたら、オレも我慢ならないから、たまには本当のことを言いたくなる」と続け、辞任後、初めて口を開いた理由も明かした。
この日、自ら後継者に指名した滝鼻オーナーと会食。その滝鼻オーナーは、9月8日のオーナー会議で議長としてまとめ役となるだけに、前オーナーの意向も伝えられたと見られる。帰り際、報道陣から新2リーグ制実現の可能性について質問が飛ぶと、渡辺前オーナーは「あるかないかは次のオーナー、滝鼻オーナーがやることだよ。オレは今は球界外の人間だ」と話して締めくくった。
◆横浜・峰岸社長 30日の承認延期すべき
横浜の峰岸進球団社長(62)は27日、選手会がオリックスと近鉄の合併差し止めなどを求める仮処分申請を東京地裁に申し立てたことを受け、30日の実行委員会で合併承認の延期を提案する考えを示した。峰岸社長は「司法の判断が出るまで、承認の手続きは待った方がいいと思う。延期を提案するのも一つの方法」と話した。その一方で、「どうしても承認の手続きを取るとなれば、経営上の問題なので反対はできない」と承認する考えも明かした。
また、今後もう1組の合併球団が出た場合も同様の問題が起きることを指摘。「球界再編の問題も一度ストップせざるを得ない。そうなるともう時間がない。来季は2リーグで、ということになると思う」と同社長。砂原幸雄オーナー(67=TBS会長)も来季は2リーグでやむなしという考えだという。
◆「ダイエーとロッテ」もう一組の合併明かす
渡辺前オーナーはこの日、パ・リーグで近鉄・オリックスに続いて進行中といわれているもう一組の合併球団についても言及した。「まだロッテ、ホークスの話が進んでいないから分からん」と、具体的な球団名を初めて明らかにした。
ダイエー本社は現在、経営再建問題で、主力銀行から産業再生機構の活用を求められている。これについて同オーナーは「再生機構を通すのが一番いい。クリアになるし透明性が出るから。(再生機構を)通せば資産、査定など、どこをどう売ればいいか、国民にとっても一番分かりやすい」と話した。
[ 8月28日 11時30分 更新 ]