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まれびと、とは、普通、「稀な人」という意味である。
折口信夫氏によると、『まれびと』とは、昔、神であったらしい、とされる。その神は、大空かた海のかなたから、富と齢とその他の若干の幸福とも携えて臨む神であった。 古い時代には、『此の「まれびと」なる神は、私どもの祖先の、海岸を伝って移った時代から・・・」とも折口氏は書いている。(古代生活の研究「常世の国」八「まれびと」のおとづれ)
この「まれ」は、「まろ(貴族が自己を呼ぶ名称)」に通じると、誰かが言っていたとも思う。これも、折口氏か。「まろ」とは、「稀」が「貴」に通じる結果である。
しかし、そのような抽象的な概念から、言葉が生まれるだろうか。
私は、「まれびと」とは、「まれ」の「ひと」、「まれ」から来た「ひと」、「まれ」或いは「まろ」と自分で名乗った人、という意味が転じた者と考えているが、如何だろうか。
つまり、「マレー半島から来た」人と言う意味である。
興味のある方は
http://blog.melma.com/00112192/20040818005613