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(回答先: Re: あっしらさん、注釈をくださいませんか? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 21 日 21:19:50)
おはようございます。
あっしらさん、ご丁寧な説明をいただき、ありがとうございました。
大変よくわかりました。
これは、今の日本もそうなりかねないということですね。
>あっしらさん
(産業と銀行の国有化は維持しながら、商業やサービス業の個人経営を認め、政治的自由と民主主義的制度を充実していけば、この10年でロシア人の生活は平均的に大きく向上していたという見方です。ただし、そうなる見通しを持った西側がロシアと良好な通商関係を築くことはなかったと思っています)
ソ連崩壊後のロシア庶民は、形式的な民主主義や自由を手に入れる代わりに、“才覚ある者”が営々として築いてきた経済資源を私物化しロシア経済を支配する自由も与えてしまいました。
幸か不幸かロシアは資源大国なので、“才覚ある者”は手っ取り早く稼げる天然資源にこだわり、儲けたお金で贅沢品は輸入して手に入れられるため、産業の再生は後回しにされています。
それに高い価値を感じる人はいるかもしれませんが、ロシアの庶民は、民主主義や自由という“空虚”なものを手に入れる代わりに、夢見ていたはずの生活の向上は手に入れることができなかったわけです。
目線の違いかもしれませんが、わが国は資源のない国です。
そこで狙われるのは、目下のところお金なのだと思いますが、彼らにしてみれば、それも巻き上げながら、今後も産業を生かしながら、途切れることなくお金が入るほうが、得策と思うのではないのでしょうか?
それとも、日本はもうダメだと、最後の詰めに入ったということなんでしょうか?
かつて、匿名希望氏が
>日本社会に大富豪は必要ありません。我が国はそういう国柄ではありません。従って相続税や贈与税は極端に高くて良いし、所得税の累進性は極端にきつくて良い。富豪の中でその体制に不服のある者は他国へ移住してもらって結構なのですが、国外脱出した富豪というのを寡聞にして聞きません(笑)。やはり財産の多寡に関わらず日本は過ごしやすい国なのでしょう。このことは人間の本性である自分とその子孫繁栄を求める性向に反した行為であると短絡的に見るのではなく、その繁栄を築き上げる場としての社会を維持・安定させるための我が国なりのコストと考えるべきです。ここら辺りがおかしくなってきた頃から日本の衰退が始まっています。
↑こうおっしゃっていました。
あたしは、相変わらず、日本という国の最大の資源は、自然の恵みと単一民族としてのわかりやすい他者関係性だと思っています。
お金はないと困るのでしょうが、なくてもさほどに困らない条件を持った、稀有な国ではないかと、この頃思ってます。
(そのための方策は、かつての話題にありました、自給率とお金のありようを考えなくてはなりませんが・・・)
いつも同じところを堂々巡りしてしまう、つたないあたしの脳みそです。
ありがとうございました。