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(回答先: <薬害エイズ>安部被告に無罪言い渡さず 東京高裁【毎日新聞】 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 4 月 25 日 20:47:54)
http://www.asahi.com/obituaries/update/0427/003.html?t
2005年04月27日23時00分
薬害エイズ事件で業務上過失致死罪に問われ、東京地裁の無罪判決の後、健康上の理由から東京高裁での公判が停止されていた元帝京大副学長、安部英(たけし)被告が25日、東京都内の病院で死去した。88歳だった。東京高裁は近く、公訴棄却の決定をすることになる。
安部元副学長は1916年、山口県に生まれ、東大医学部に進んだ。71年から新設の帝京大医学部に移り、80年に同学部長、87年に副学長になった。専門は血液学で、血友病治療の権威といわれた。83〜84年には、日本のエイズ対策の方向性を決めた旧厚生省の研究班長を務めた。
血友病患者の治療薬として使われた外国由来の非加熱濃縮血液製剤がエイズウイルス(HIV)に汚染されていたため、血友病患者らが感染し、多数が死亡した薬害エイズ問題で責任を追及された。
帝京大病院第一内科長当時の85年、同科の医師に、血友病患者1人に対してエイズウイルス感染の危険がある非加熱製剤を投与させ、その後エイズ発症により死亡させたとして、96年になって東京地検に逮捕、起訴されたが、01年、東京地裁で無罪判決を受けた。
検察側が控訴したが、04年2月、東京高裁は「脳血管性障害などによる痴呆(ちほう)に心疾患等の身体的障害が加わり、刑事裁判を続ける能力はない」として公判を停止。最終的な刑事責任の有無が確定しないまま事実上、終結する形になっていた。
安部元副学長が刑事責任を問われた血友病患者については、元厚生省生物製剤課長・松村明仁被告(63)も業務上過失致死の罪に問われたが、この部分については一、二審とも無罪になり、事実上確定している。