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この掲示板に初めて投稿いたします。
楽しく読ませて頂いてます。
さて「奇蹟の秘薬・羊水循環療法と呼ぶことを提唱する。」のスレッドに、
パイウォーターの文字がありましたのでちょっと気になって投稿いたしました。
木村愛二さんが紹介された「パイウォーター健康法」ですが、
山下昭治博士は今出回っているパイウォーターを、
自分の研究したものではないと否定されています。
たぶん著者の飯島登氏も博士との繋がりの無い方でしょう。
したがいましてこの著書も山下理論の全てを知らずに、
研究されたものをもとに書かれたと思われます。
以上パイウォーターが世間ではかなり曲解されていますので一言。
※ご参考
http://khon.at.infoseek.co.jp/chosha/y036.html
「週刊文春」(1992年4月2日号)
告発!“蛇口産業”の内幕 “奇跡の水”πウォーターは科学的根拠ゼロ(大朏博義)より
こうなれば、現在のブームの仕掛け人である山下氏に直接、「πウォーターは、本当に何にでも効く万能薬か?」と聞いてみるほかない。
再三にわたってインタビューを依頼したが、研究に没頭したいとかでOKが出ず、かわって文書で回答してきた。以下に、その主要部分を紹介しよう。
“生みの親”の意外な回答
まず、自分は研究者として、自然界における物質の存在と物質変化に関する原理を追究してきて、将来も変わらないと基本姿勢を述べる。そして、ブームの現状をこういう。
<世間ではπウォーターに関する商品が宣伝され、販売され、それがあたかも私の理論の応用であり、私が技術指導をしているかの如く、私の名前が使われております。
このことは私にとって大変な迷惑であると同時に、世の消費者の方達を惑わすことにならないかと心配しております。現在、πウォーターという名前のもとに販売されている商品には、私は全く関与しておりません>
では、“山下理論”によってπウォーターなるものは作れるのか、どうか?
<私の理論の実用化には長くて地道な実験と検証の繰り返しが必要であると思います。検証の結果、効果の再現性の認められる方法や製品ならば喜んで推奨したいと思いますが、私が作ったものでもないし、技術指導したものでもない製品については全く責任は持てません>
その理由は、
<πウォーターに含まれる二価三価鉄塩は、分析できないほど微量でなければなりません。従って、製品を分析してその品質を検査するということは、一般には容易なことではありません。ここにも、πウォーターが悪質なコマーシャリズムに乗って行く危険性があるのです>
そして、回答の最後を次のように締めくくっている。
<以上、πウォーターの生みの親として、現在のπウォーター製品の横行に警鐘を鳴らす次第であります>
山下氏の説明を要約すると、
「πウォーターを人工的に作ろうとしても、効果を発揮させる製造技術がまだない。いま出回っているπウォーター製品の効果は大いに疑問である」
ということになる。水道水を夢の水に変えるような製品に関しては、否定的と考えざるをえまい。
実際のところ、山下氏のこれまでの言動を調べてみると、これほど慎重な物言いにはなっていない。みずから“コマーシャリズム”の先頭に立って、“理論の実用化”が完成しているかのような発言も多かった。
しかし、ここではそれをあえて問わない。それよりも、人の健康不安につけ込んで「アレルギーに効く」とか「ガンも治る」などといった、エセ科学的説明でひと儲けしようという“水商売”の考え方のほうが、大きな問題なのである。