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9月29日(ブルームバーグ):米商務省が29日に発表した第2四半期(4−6月)の国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)確報値は実質ベースで前期比年率3.3%増と、改定値の同2.8%増から上方修正された。前期のGDP伸び率は4.5%だった。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値では、4−6月期GDP成長率は同3.0%とされていた。在庫投資の上方修正と、純輸出のマイナス幅が改定値より縮小したことが寄与した。
個人消費は1.6%増と、改定値と変わらず。エコノミストの予想中央値、同1.6%増と一致した。1.6%の増加率は、米経済がリセッション(景気後退)に陥っていた2001年第2四半期の1%以来、最低の水準。
純輸出は5803億ドルの赤字で、改定値(5887億ドルの赤字)から修正。この結果、純輸出のGDP寄与度はマイナス1.06%と、改定値のマイナス 1.37%からマイナス幅が縮小した。前期の寄与度はマイナス0.76%。
記録的なガソリン高騰で個人消費支出が抑制されるなか、第2四半期のGDPの伸びは1年余で最も緩慢なペースにとどまった。グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長など、複数のエコノミストは、企業の設備投資と小売店の販売回復に支えられ、経済は第3四半期に入って推進力を取り戻したとみている。
ナショナル・シティー・バンク(クリーブランド)のチーフエコノミスト、リチャード・デカサー氏は、「第2四半期にみられた個人消費支出に関連したソフトパッチ(軟弱局面)は、第3四半期には終了したようだ」と指摘。「原油高騰の影響が予想されるものの、GDPは若干上向くだろう」と述べた。
企業設備投資は12.5%増(前期は4.2%増)と、改定値の12.1%増を上回った。機器・ソフトウエア投資は14.2%増(改定値13.6%増)。建造物投資は 6.9%増(改定値7.1%増)。住宅投資は16.5%増(改定値14.7%増)に修正された。政府支出は2.2%増(改定値2.4%増)。在庫投資は611億ドルと、改定値の577億ドルから上方修正された。
GDPを金額ベースでみると、インフレ調整後の実質ベースで約10兆 8000億ドル。インフレ調整前の名目ベースでは約11兆7000億ドルだった。名目GDPは前期比年率6.6%増(前期は7.4%増)。
総合的な物価指標であるGDPデフレーターは3.2%上昇と、改定値と一致、前期の2.7%から伸び率が加速した。個人消費支出(PCE)価格指数は 3.1%上昇(改定値は3.2%上昇)。連邦準備制度がインフレ指標として注目している食品・エネルギーを除いたコアPCEは1.7%上昇し、改定値と変わらず。前期に2.1%上昇だった。
原題:U.S. Economy Grew at 3.3% Rate in the Second Quarter (Update1) (抜粋) {NXTW NSN I4SZZJ0YHQ0X http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=adpVMZiL0UT8&refer=jp_news_index
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae anishimae3@bloomberg.net Editor:Yamahiro
記事に関する記者 への問い合わせ先:
ワシントン Joe Richter jrichter1@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Kevin Miller kmiller@Bloomberg.net
更新日時 : 2004/09/29 22:40 JST