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(回答先: ユコスの政府系企業化可能 ロ大統領、再国有化は否定 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 24 日 20:12:05)
<中露首脳会談>ロシアのパイプライン開発で共同声明に署名 (毎日新聞)
【モスクワ杉尾直哉】中国の温家宝首相は24日、訪問先のモスクワで、プーチン大統領、フラトコフ首相と相次いで会談した。ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟に対する中国の支持を打ち出し、東シベリアの石油パイプライン敷設問題で、中国への敷設を改めて求めた。一連の会談後、中露両首相は、ロシアの石油・ガスパイプライン開発での協力を盛り込んだ共同声明に署名した。
東シベリアの石油パイプライン計画は(1)中国・大慶に引く中国ルート(2)日本が支持する極東・ナホトカまでの太平洋ルート――の2案が競合。温首相は首相会談後、太平洋ルートに決まった場合でも「ロシア側は将来、ナホトカまで引くルートの支線を中国に敷設すると約束してくれた」と語り、会談の成果を強調した。ロシアは、日中双方との外交交渉で最良の条件を引き出して最終決定するとみられるが、「支線の約束」は、中国側への配慮といえる。
一方、共同声明では、懸案の「中国ルート」については直接触れず「石油パイプラインでの協力」との記述に止まり、両ルートをてんびんにかけるロシア側の姿勢が維持された。声明では、バイカル湖西部のコビクタ・ガス田からガスパイプラインを中国経由で韓国に引く計画の検討が盛り込まれた。
温首相の訪露は昨年3月の就任後初めて。プーチン大統領は会談冒頭、「中露間の貿易の伸びなど両国関係は最良の状態にある」と語った。また、10月に中国を公式訪問することを正式に表明した。
温首相は訪露前、ロシアのメディアに「我々は、ロシア政府が中国へのパイプライン敷設に優先権を与えると確信している。中国こそロシア石油・ガスの安定した供給市場だ」と語り、中国ルート実現へ向け、攻勢をかける姿勢を示していた。
モスクワの石油業界筋の間では、太平洋ルート案が、石油埋蔵量が不明であることや、未開発のシベリアの森林地帯を通す壮大な計画であることから、「実現の可能性は低い」との冷ややかな見方もある。
温首相はこの日、ロシア企業関係者との会談で、「中国の国力は強まっているが、将来ともに覇権的地位は追求しない。中露で多極的な国際社会を作っていこう」と語った。中国の経済的な台頭に対し、ロシアの一部で生じている懸念論を抑える発言とみられる。
[毎日新聞9月25日]
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=25mainichiF0925m085&cat=2