現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産36 > 788.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 【プロ野球ストの根本原因は「経営陣の無能」という純然たる経済問題 】ニュースと感想【南堂久史氏】 投稿者 転載バカボン 日時 2004 年 9 月 19 日 04:41:43)
「ファンも選手も球界の一員です。」
近鉄・オリックスの合併問題に端を発する、球界再編の動きを皆さんはどうお感じになりますか? 70年の歴史を持ち、偉大な先達が築き上げてきた文化であるプロ野球。
が今、球史に残る名勝負を繰り広げた球団が、そしてリーグさえもが、その中で、いとも簡単に消えようとしています。そして何よりもこの大きなうねりの中で、ファンや選手は発言ひとつ許されていません。かけがえのないチーム、そして野球を愛してきたファンや選手は、球界にとっては、ただのおまけに過ぎない存在なのでしょうか。
経営はもちろん重要です。が、野球ファンも選手も、ともに球界発展を願い、その役割を担ってきた一員だと信じています。
私たちは、この合併問題にはじまる球界再編の動きに対し、議論の場を求めるとともに、この球界再生のためのチャンスを無駄にすることなく、納得のいく十分な議論をし尽くしたいと考えています。
「日本プロ野球選手会」は、球界の一翼を担う公認の組織としての責任を果たすべく、ファンの声、世論を吸い上げ、選手会だからこそできることに全力を尽くします。
<選手会行動5箇条>
★選手会は、球界公認の組織として、球界発展の一翼を担う立場で行動します。
★選手会は、球界再編のための十分な議論の場を、球団経営者に求めていきます。
★選手会は、ファンやメディア、各界有識者や一般世論の声に耳を傾けます。
★選手会は、公式メディアとして、ホームページを活用し、広く情報を開示します。
★選手会は、この球界改革のチャンスに対し、積極的に提言を行っていきます。
*大阪近鉄・オリックス合併問題に際し、選手会は、以下の決議を行いました
●暫定的に1年間、球団名の命名権売買を認め、来シーズンの合併は凍結。その間合併が ベストかどうかの議論を十分に行った上で、同じ結論に至った場合は承認する。
●合併承認にあたっては、野球協約第19条の特別委員会を開催を要望。開催せずに合併 を決定するときは、決定手続の違法を争うため、野球協約第188条のコミッショナー への提訴など法的手段を講じる。
●あらゆる手段を尽くしても来シーズンからの合併が強行されようとした場合、最終手段 として、ファンへの配慮を十分行った上でストライキを行う場合がありうること
●選手の年俸高騰への対応として、米国メジャーリーグで取り入れられている、ぜいたく 税(Luxury Tax)の導入、高額年俸選手についての減額制限の緩和なども積極的に検討 していくこと(選手会はベストな改革のためには、年俸引き下げなど、選手側が痛み を伴うことも必要と考えます)。
●今回のような問題が再び生じないように、一部の球団のみに戦力と資金が集中している 現行制度を見直すこと。具体的には、選手会が提案してきた諸制度(ドラフトの完全ウ ェーバー化、FA補償金の撤廃、新規参入球団に対する高額な加盟金の見直しなど。
他のプロスポーツでも取り入れられているテレビ放映権の一括管理方式、球団の経営状 態をチェックする経営諮問方式などを提案。
●プロ野球のあり方について、オープンな議論をしていくために、引き続き球団側には有 識者なども含めた諮問機関としての「合併問題検討委員会(仮称)」の設置を要求すること
オールスターでは、出場選手が「ファンも選手もプロ野球界の一員です」というメッセージのもとに、球界がファンと選手の思いが届く形で発展していけるよう願い、1 2球団の球団カラーを織り込んだミサンガを着用しました。
今後も、選手会はこうしたメッセージをいろんな形で発信していきたいと思っています。
http://jpbpa.net/jpbpa_f.htm?merger/main.htm