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(回答先: 植田日銀委員:明確な景気調整局面なら追加緩和が真剣な議論に [ブルームバーグ] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 16 日 19:29:11)
2004年 09月 16日 木曜日 17:03 JST
[東京 16日 ロイター] 日銀の福井総裁は全国証券大会であいさつし、景気が足元やや鈍化しているとの認識を示しながらも回復基調に変化はないとの見方を堅持した。ただ、消費者物価は引き続き下落基調で推移するとして、「約束」に従って量的緩和政策をしっかりと継続していくことを強調した。
福井総裁は、最近の景気動向について、「米国経済をはじめとする海外経済の拡大がより持続的なペースに移行しつつあるもとで、わが国の輸出や生産の伸びも足元やや鈍化している」との認識を示した。それでも「海外経済が拡大を続けていることや、設備投資や個人消費といった国内需要も引き続き増加していることなどを踏まえると、わが国景気の回復基調に変化はないと考えられる」として、さらに、「今後、企業収益増加の好影響が雇用者所得に波及していくことなどを通じて、景気回復の前向きの循環が明確化していくものとみている」と、先行きへの強気な見方を示した。
もっとも物価については、「生産性の向上や人件費の抑制を通じて、最終的な製品やサービスを生み出すためのコストが低下しているため、原材料価格の上昇が企業部門において吸収されている。秋口以降は昨年の反動で米価格の低下が見込まれることも考慮すると、消費者物価は引き続き小幅の下落基調で推移する」と述べた。
このため、金融政策運営については、「消費者物価指数の前年比が安定的にゼロ%以上となるまで量的緩和政策を継続する」という「約束」があるとして、「約束に沿って量的緩和政策をしっかりと継続していく」と強調した。
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