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(回答先: 投資7万件を見直し 中国、4月以降 [産経新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 15 日 22:33:08)
トヨタ プリウス、中国で生産 来年にも数千台 一汽と基本合意
【北京=福島香織】トヨタ自動車は十五日、北京で中国自動車最大手、第一汽車(吉林省長春市)と、エンジンとモーターを併用するハイブリッド車・プリウスを二〇〇五年にも現地生産することで基本合意した。ハイブリッド車が海外生産されるのは初めて。年内に輸入車も販売する計画で、中国自動車市場に出遅れていたトヨタは、ハイブリッド車市場においては“先駆け”となった。
生産拠点としては一汽の一〇〇%持ち株会社・長春一汽豊越が第一候補にあがっており、初年の生産規模は数千台とみられている。生産開始まで短期間のため、当面は部品を日本から輸入し現地で組み立てるノックダウン方式で行う。
将来的には、現地で部品を調達し、また一汽ブランド車にハイブリッドシステムを搭載することも検討されている。具体的な生産台数、設備投資規模、価格帯は、市場調査結果をまって決定する。
中国は昨年、自動車生産台数が四百四十万台を超え世界第四位の自動車生産国となった。今後、自動車産業が発展を続けるには原油価格高騰や排気による環境破壊問題が大きな障害になると指摘されている。
このため、六月に発表した新自動車産業政策では二〇一〇年までに乗用車の燃費を〇三年比で平均15%改善し、国がハイブリッド車の開発と普及を支援することを打ち出し、これを受けてトヨタがいち早く反応した格好だ。
調印式は釣魚台迎賓館で行われ、張富士夫・トヨタ社長は「プリウスという名前には“先駆け”の意味がある。環境分野における中国自動車産業発展の先駆になれば」とあいさつした。
会場では試乗会も行われ、試乗した自動車専門番組プロデューサー、高★さんは「静かだし、安定感がある。十八万元(約二百三十四万円)までなら中国ユーザーに歓迎される」と、気に入った様子だった。
■大市場浸透で世界標準化狙う
トヨタ自動車が、日本以外で初めて中国でハイブリッド車の生産を行う。背景には、中国でのイメージアップを図るとともに、ハイブリッド車の生産技術の世界標準化を固めたい考えがある。ハイブリッド車の本格的な普及はこれからで、今後の成長が見込める中国にいち早く導入することで、ハイブリッド車そのものの浸透を図る。
昨年九月に発売して以来、トヨタの新型「プリウス」は海外を中心に人気を集めている。一−七月の販売台数は国内三万九千台、北米中心の海外で三万三千台。生産は堤工場(愛知県豊田市)で行っているが、北米や欧州では納車まで半年待ちの状態で、来年前半には月産能力を現在の一万台から一万五千台に拡大する計画だ。
増産では、米国での現地生産のほか、カナダ工場なども候補に挙がったが、トヨタは「当面の需要は(日本からの)輸出で対応できる」と判断。中国での生産を先行させることにした。
トヨタは、昨年七月から中国の政府系研究機関である「中国汽車技術中心」(CATARC)とハイブリッド車の環境影響などを共同研究してきた。第一汽車も独自ブランドでのハイブリッド車発売に意欲を示しており、トヨタは、今後システム提供も検討している。
ハイブリッド車は平成九年、トヨタが初代プリウスの量産を開始。事実上の世界標準を狙って日産自動車、フォードへ技術供与している。今年後半には米ゼネラル・モーターズ(GM)とダイムラークライスラーも量産開始を予定。ハイブリッド車に関する技術開発競争は今後も激化しそうだ。(納富優香)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/16kei001.htm