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9月9日(ブルームバーグ):内閣府経済社会総合研究所が9日発表した7月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標とされる船舶・電力を除く民需の受注額は、季節調整済み前月比11.3%減と、01年9月(同12.0%減)以来の大きな落ち込みとなった。減少は2カ月ぶり。同府は、7月の減少は4−6月に大きく伸びた反動による面が大きいと説明し、機械受注は増加基調にあるという判断を維持した。
7月は、製造業が前月比10.8%減と、01年10月(同18.6%減)以来の大幅減を記録。4−6月に伸びた「電気機械」、「自動車工業」、航空機、鉄道車両など「その他輸送機械工業」での受注が減った。船舶・電力を除く非製造業も同12.3%減と大きく減少。受注減が目立ったのは運輸、金融・保険、情報サービスなど。
受注額を前年同月と比べると、船舶・電力を除く民需は0.3%増と小幅プラスにとどまった。製造業は同8.1%増、非製造業(船舶・電力除く)は同5.2%減少だった。
内閣府が6月分発表時に公表した7−9月見通し(船舶・電力除く民需)は前期比1.8%増。同府の試算では残る8、9月にそれぞれ前月比12.2%増加しないとこの見通しを達成できないという。また、8、9月が7月と同水準で推移した場合、7−9月の受注は前期比9.7%減少するという。
事前のブルームバーグ調査では、7月の船舶・電力を除く民需の受注額は前月比2.2%減、前年同月比では10.4%増が見込まれていたため、予想を下回る弱い数値となった。
メリルリンチ証券の会田卓司シニアエコノミストは、ネガティブな結果との評価を示した。会田氏は、7月の受注減は、電気機械、自動車工業などの輸出セクターからの受注減が原因と指摘し、「9月に入っても輸出関連での受注減少懸念が残っており、7−9月期の機械受注(船舶・電力除く民需)は見通しの前期比1.8%増を下回る可能性が高い」とみる。一方で、内需関連は好調を維持するとの見方から設備投資の先行きには楽観的だという。
記事に関する記者への問い合わせ先:
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東京 谷合謙三 Kenzo Taniai ktaniai@bloomberg.net
Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時 : 2004/09/09 15:11 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aHjCZNSXNga0&refer=jp_news_index
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機械受注こうみる:製造業・非製造業ともに悪く株式にとってネガティブ=三菱証券 藤戸氏
2004年 09月 9日 木曜日 14:40 JST
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<三菱証券シニア投資ストラテジスト 藤戸則弘氏>
法人企業統計が良好な内容だったことを受けて、あす発表の4─6月期国内総生産(GDP)第2次速報値が上方修正されることへの期待感が膨らみ、株価は堅調に推移していた。だが、足元の動向を示唆する鉱工業生産や今回の機械受注は、減速感が出てきているという印象だ。きょうの7月機械受注発表を受けて債券が急騰し、株式が売られる展開になっている。非製造業と製造業のどちらかが悪い数字を出しているのではなく、両方悪い数値となっているのが印象的で、株式にとってネガティブな内容だ。
(東京 9日 ロイター)
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機械受注こうみる:上昇トレンドに一服感=農林中金総研 南氏
2004年 09月 9日 木曜日 14:45 JST
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<農林中金総研副主任研究員 南 武志氏>
6月増の反動減も出た一方で、これまでの上昇トレンドが変わりつつある可能性もある。半導体製造装置の減少等は、電気機械中心に鉱工業生産で在庫が膨らんできている傾向と合致している。また、工作機械受注をみても、季節調整済み前月比で2カ月連続で減少しているのが気になる。
(東京 10日 ロイター)
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機械受注こうみる:非製造業がけん引、先行き大崩れはない=みずほ総研 丸山氏
2004年 09月 9日 木曜日 15:06 JST
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<みずほ総研経済調査部 エコノミスト 丸山義正氏>
非製造業が前月比2ケタ減となったが、これは実勢よりも弱い数字とみている。製造業はピークアウトの可能性もあるが、製造業よりもウエートの高い非製造業は、先行きの消費もそれなりに堅調に推移するとみているので、非製造業がけん引していくだろう。先行きの機械受注のトレンドは、大崩れはないとみている。
製造業は、特に電気が悪かった。昨年来の、能力増強で設備投資などを先行投資してきた動きが一巡した側面もあるのではないか。
(東京 9日 ロイター)
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機械受注こうみる:レンジ内も押し目買いは着実に=岡三証券 坂東氏
2004年 09月 9日 木曜日 15:24 JST
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<岡三証券・証券情報部シニアストラテジスト 坂東明継氏>
7月機械受注は前月比での落ち込みが大きく、意外感のある結果となった。ただ、受注金額の推移を見ると、トレンドを下回って落ち込んでいるわけではない。振れの大きい指標ということもあり、ゆるやかな回復基調というトレンドが変化したかは単月の数字だけでは判断できない。
機械受注発表直後の債券市場の動きを見ても、予想以上の数字の落ち込みを受け、直後こそショート筋の踏み上げを中心に先物が急上昇したものの、その後は売りも見られている。
長期金利は、ここ1週間で1.45%─1.65%というレンジが見えてきたが、このレンジを抜けるには、今回の機械受注だけでは難しい。レンジを抜けるには、トレンドの変化につながるさらなる材料が必要だ。
ただ、投資家は1.65%を買えていない向きも多く、今後も押し目があれば、着実に買いも出よう。また、テクニカル的にも、先物中心限月が12月限に交代したことでマドが空いており、相場の地合いがいいなか、マドを埋めの先物買いが出てくる可能性もある。
(東京 9日 ロイター)
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