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>号外:日経平均定期銘柄入れ替え発表〜カネボウは削除されず・・・。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/mhoshina/market.html
(直リンできなかったので9/7のコメント参照)
カネボウの株価が上がっている。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3102.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on
なぜだろう。
産業「解体」機構の介入が評価されたのだろうか?
ちょっと、株をかじったことのある人なら知っていると思うが、
そんなこととは全然関係なくて、
最初に挙げた「日経平均」の指数構成銘柄の入れ替えで、
誰もが除外を予想していたカネボウが除外されなかったことが原因だ。
日経平均というのは実は日経新聞社が選んだ225銘柄の株式の価格を、
旧50円額面に揃えて合計した上で、ある特定の数値で割って算出している。
http://www.nikkei.co.jp/nkave/about/calculate_1.html
たかが指数なのだが、この採用銘柄の変更は市場に大きな影響を与えることになる。
なぜなら、世の中にはETFを含む各種投信、裁定取引業者など
日経平均に沿って株式を運用している人が山ほどいるからだ。
(ちなみに、年金運用はTOPIXが多い)
つまり、そういう人は銘柄入れ替えに合せて、
除外された銘柄を売却して、新規採用銘柄を購入する
必要が出てくるのだ。
さあ、ここでカネボウの話だ。先ほどのリンク先より。
>カネボウは10月1日付で10対1の株式併合を控えています。
>これは、日経平均ファンドなどにとっては、非常に悩ましい状況を引き起こすのです。
>つまり、保有している1000株が併合で100株になってしまうため、
>日経平均ファンドとしては、前日、9月30日終値近辺で、
>9000株(併合後で900株)を「買い増す」必要に迫られるのです。
結論だけ言えば、日経平均に合せて運用している人達が、
これから10月1日までに猛烈にカネボウ株を買う必要があるということだ。
これだけの株式の併合がある場合、
上記のような買い圧力による歪みによって指数が市場を代表しなくなるため、
誰もが今回の入れ替えでカネボウは指数構成銘柄から除かれると思っていた。
しかし、日経は「あえて」カネボウを残したのだ。
日経がそれによる影響を知らないはずはない。確信犯だ。
じゃあ、そのココロは?
これはもう、竹中のダイエー乗っ取りの援護射撃としか考えれらない。
一時再生銘柄として600円を超えるまで囃されたダイエーは
竹中の介入によって一時200円割れまで売り込まれた。
今や「市場に評価される再生策」などと言ってる奴が
一番市場に嫌悪されているという漫画のような状態になっている。
しかし、ここでカネボウの株価が華々しく上昇すれば、
理由を知らない一般の国民は、産業「解体」機構が
市場から評価されたものと勘違いをしかねない。
それは、産業「解体」機構のダイエー乗っ取りの絶好の後押しになる。
ズバリ、それが狙いだと思う。
日経が「エセ改革」の盟友の竹中を助けるために、
本来、公共性があるはずの「株価指数」を政治利用しているのだろう。
もはや、「指標」としての「日経平均」は死んだも同然だ。
ちなみに米国のダウにしてもイギリスのFTにしても、
報道機関が指数の算出方法を決めている。
それは彼らがそれなりの公共心を持って
指標をメンテナンスしていくと期待されていたからだろう。
しかし、日経は完全にその期待を裏切った。
このツケは国民の日経への不信感という形で広がっていくはずだ。
P.S.
カネボウの上昇をみんなが勘違いしないように、
ぜひ、コピペをあちこちに貼ってください。
お願いします。
http://blog.melma.com/00099352/20040908231826