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(回答先: NTTを守れ。孫正義=ヤフーによる日本の通信・電波乗っ取りの策動を、日本人は団結して阻止するべきだ 投稿者 TORA 日時 2004 年 9 月 07 日 15:42:57)
あやしいなあ。
副島隆彦はともかく、糸山英太郎はめちゃくちゃあやしい。
副島は「今こそ、日本人は、日本国民の財産であり、日本国民の神経=通信網であるNTTを守らなければならない。」とかくが、ほんとうにNTTは日本国民の財産なのか?
今はもう誰もいわなくなったが、日本におけるインターネットの一般への普及を10年近く遅らせ、アメリカの後塵を拝するきっかとなったのは、ISDNから光ファイバという自社の技術戦略にこだわり続けたNTTの見通しの悪さである。
もちろん、当時の文部省と通産省の省益をめぐる対立も要因のひとつだ。
しかし、当時通信業界に君臨していたNTTが、ようやく普及をはじめたISDNを守るために、また2010年頃に実現する予定のFTTHにバトンタッチするという技術構想を守るために、ADSLに対して無視するか、ADSLのネガティブな情報を発信することで、ADSLの普及を大幅に遅らせたのだ。
その間にアメリカでは既存の銅線を使ったADSL常時接続が普及し、インターネットは大幅に躍進することになった。
一方で、当時国家を挙げて普及に取り組んだ韓国や香港は、インターネットの高速常時接続環境の普及率で日本を大きく追い抜くことになったのだ。
ユーザーは、高速モデム、64KbpsISDN、128KbpsISDN、そしてADSLへと短期日に何度も切り替えを余儀なくされることになった。
一般にはあまり知られることはなかったが、企業が使用する高速専用回線も当時非常に高額で使いにくいものだった。
NTTの技術陣はたしかに優秀だが、一方で国策として普及させた固定電話、公衆電話の維持要員も(お役所のように)膨大な数を抱えている。
NTTの研究所は多くの成果を生み出したが、一方で何の役にも立たない研究も数多く行っている。
要するに無駄が多いということだ。
小生の見る限り、1990年代以降、NTTは日本国民の財産というほどのことをしてきたかどうか、はなはだ疑問なのである。