現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産36 > 602.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
みずほ、農林中金と資本提携で最終調整入り (読売新聞)
みずほフィナンシャルグループ(FG)と農林中央金庫が、資本提携する方向で最終調整に入った。関係筋が6日明らかにした。
農林中金がみずほコーポレート銀行の100%子会社であるみずほ証券株の15%超を取得したうえで、みずほ証券は株式上場を視野に入れている。みずほFGは証券株の売却で800億円規模の売却益を得るほか、上場した場合は数千億円規模の上場益を見込んでおり、公的資金の返済などに充てたい考えだ。
みずほ証券は法人向け営業に特化しながら証券業界4位の地位を確保しており、農林中金との提携により顧客基盤を強化して上位3社との差を縮め、将来はトップの野村ホールディングス(HD)にも対抗したい考えだ。
4大金融グループによる大規模再編が最終局面を迎えているなかで、従来の都市銀行の枠組みを飛び越えた新たな大手金融機関同士の提携戦略として注目されそうだ。
みずほ証券は、営業収益が2247億円(2004年3月期)と、野村HD、大和証券グループ本社、日興コーディアルグループに次ぐ規模を持っているが、業務の中心である企業の合併・買収(M&A)や社債の引き受けなどをさらに拡充していくためには、資本の増強が必要となっていた。
このためみずほFGは、みずほ証券が3月に農中証券の営業譲渡を受けるなどして、農林中金との関係を深めていた。農林中金との資本提携によって、顧客基盤の拡大につながるとの思惑もある。
さらに、みずほFGは、みずほ証券を上場した場合には株式の上場益を活用して、約1兆7000億円の公的資金の返済原資に充てることも検討している。三菱東京フィナンシャル・グループ傘下の東京三菱銀行や住友信託銀行が公的資金を完済し、UFJも三菱東京FGとの経営統合で、財務体質強化への道筋をつけつつある中で、みずほFGも提携によって財務体質の強化を急ぐ必要に迫られていた。
一方、農林中金は、みずほ証券に出資することで、株式上場が実現すれば、多額の株式譲渡益(キャピタルゲイン)を期待することができる。さらに、みずほFGが取り扱う個人向けの金融商品についても品ぞろえを強化することができるなどのメリットがある。
[ 2004年9月7日3時4分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20040907it01_yomiuri