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韓国経済の交易条件指数が、輸入する原油価格の上昇と半導体の輸出価格の下落などの影響で過去最低に落ち込んだ。
交易条件とは、一定の輸出品と交換して得られる輸入品の単位数を表すもので、これが悪化したというのは輸入品に比べ輸出品が相対的にそれ相応の値段で売れていないという意味だ。
結局、韓国経済全体の採算性が悪化し、指標上では経済が成長したとしても景況感は悪化するといった現象が起こるようになる。
韓国銀行は24日、「貿易指数および交易条件」と題する報告書を発表し、「今年第2四半期の純商品の交易条件指数は84.6となり、第1四半期(86.5)より2.2%低下した」と明らかにした。これは、韓銀がこの指数を算出し始めた1988年以来、最も低い数値だ。
純商品の交易条件指数とは、輸出1単位で可能な輸入量を、2000年(=100)を基準に指数化したもので、これが84.6というのは基準年度(2000年)より交易条件が15.4%不利になったということを意味している。
韓銀・国際収支チームのイ・インギュ次長は「第2四半期に国際原油価格の上昇のあおりで輸入単価は3.8%上昇した反面、輸出単価は1.5%上昇するにとどまったため」と分析した。
A民間経済研究所の関係者は「交易条件は、通貨危機やITバブルが崩壊する直前にも大きく悪化するなど景気低迷の先行指標的役割を果たしてきたとの点から懸念される」と話した。また、消費者の景況感が悪化し、消費回復を遅らせる副作用も懸念されている。
交易条件指数は95年に一時138.5まで上昇したものの、以来、悪化の一途を辿っており、昨年の第2、3四半期でいくらか持ち直したものの、第4四半期から再び悪化に転じた。
李志勲(イ・ジフン)記者 jhl@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/24/20040824000065.html