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(回答先: 崖っぷちのダイエーと『コンシュマー・ドクトリン』(2004年8月10日 出版第3部部長・内呂民世) 【商業界】 投稿者 hou 日時 2004 年 8 月 18 日 12:17:27)
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=19bloombergjpa_25D.AFxxAg&cat=10
8月19日(ブルームバーグ):経営再建中の大手スーパー、ダイエーの支援に小売
り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズが名乗りを挙げたことで、ダイエーの再生
策は新たな局面を迎えた。資金力が豊富で、以前から日本市場への本格的な進出を目論
んでいるされていた“本命”の登場は、新聞紙上などをにぎわすライバルにとって最大
の脅威となる可能性が高い。
Wマートが18日に電子メールで明らかにしたところによると、ダイエーが自主再建
を目指す方針を受けて、米ゴールドマン・サックス・グループと独アリアンツ傘下のド
レスナー・クラインオート・ワッサースタインを投資アドバイザーに起用した。ダイエ
ーへの出資を検討するとしている。
ダイエー株はこの日、買い気配でスタート、午前9時10分過ぎに前日比15円
(8.1%)高の200円で寄り付いた。一時は45円(24%)高の230円まで上昇。市場は
ウォルマートが名乗りを挙げたことを歓迎している。午前10時10分現在は、35円
(19%)高の220円で取引が進んでおり、売買高、上昇率ともに東証1部の1位となっ
ている。
市場は「ポジティブ」と歓迎
ソシエテ・ジェネラル証券のストラテジスト、カービー・デイリー氏は、Wマート
によるダイエー支援について「ダイエーの歴史の中で最もポジティブなニュース」と評
価した。そのうえで、「ダイエーは復活もなければ崩壊もないという道をたどってきた。
主要行や機構を活用した再建策というのは今ひとつ物足りない印象がある」との見方を
示していた。
さらには「ウォルマートのマジックで劇的な再建を果たせる可能性があるかもしれ
ない」としたうえで、「ウォルマートの支援検討を受けて、他社も検討する可能性はあ
るだろうが、必ずしも小売業界からとは限らないだろう。ただ、ウォルマートからの支
援がより魅力的だと思う」と述べた。
丸和証券の小林治重調査情報部長も「ウォルマートが支援するなら“再生”への希
望が出てくる。巨大な資本力、そして何より世界最大の小売業としての経営力を持った
ウォルマートがバックにつけばダイエーも再生するかも知れない。ウォルマートは西友
のスポンサーとして、日本の消費者と対話する術を身につけつつある。そうした手法を
通じてダイエーのスポンサーになればダイエーにとってもプラスだろう」としている。
Wマート、西友買収で日本に進出
Wマートは2002年、スーパー大手、西友を買収するという形で日本市場に進出した。
行使期限を07年12月末で最大66.7%まで引き上げることのできる新株の引き受け権利
を保有しており、現時点で約37%を保有している。
Wマートは現在、同社独自の情報や店舗運営システムなどを西友店舗に順次導入し
ており、両社は今年12月末までの約2年間を「基盤作り期」を位置付けている。これら
によってWマートが掲げている「エブリデー・ロー・コスト」「エブリデー・ロー・プ
ライス」が構築され、2006年以降からは「成長期」に入るとみている。
また、西友が今年4月に開店した沼津店(静岡県)は、スーパーセンターと呼ばれ
るWマートが得意とする店舗で、売り場はワンフロアになっている。約8000平方メート
ルの売り場には衣料品、食料品、住居用品を取り揃え、1つのレジですべて精算するこ
とができ、これまでの西友店舗にはなかった業態。Wマートの年間売上高は約27兆円。
世界に約5500店舗を展開している。
ヨーカ堂「正式に打診あれば検討はする」
一方、19日付の日本経済新聞は、Wマート首脳が週内にも産業再生機構を訪問して
支援を申し入れると報じた。また、イトーヨーカ堂も買収に意欲を示していると伝えて
いる。
ただ、この報道に関して、イトーヨーカドーグループ、コーポレート・コミュニケ
ーション部の高羽康夫総括マネジャーは「産業再生機構やダイエー関係者から打診を受
けたことはない」としながらも、仮に産業再生機構やダイエーの再建問題に関わる当該
関係者から支援の要請があっ場合の対応に関して「正式に打診があった時は、その時点
で、検討はする」と述べた。
ダイエーの再建をめぐっては、UFJ銀行をはじめとする主力3行が産 業再生機構
の活用を前提に再建案を策定、早期に同社と合意することを目指している。しかし、ダ
イエー高木邦夫社長は機構活用を拒否。投資ファンドによる出資などを軸とした計画で、
自主再建を進めることを強調している。
記事に関する記者への問い合わせ先
東京 堤紀子 Noriko Tsutsumi ntsutsumi@bloomberg.net
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[ 2004年8月19日11時7分 ]