現在地 HOME > 掲示板
> 国家破産36 > 1131.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 国家破産36 > 1131.html
★阿修羅♪
|
|
| Tweet |
(回答先: 須田日銀委員「中国経済、軟着陸難しく過熱続く」 ［日本経済新聞］ 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 06 日 18:53:17)
2004年 10月 6日 水曜日 16:43 JST
［下関 ６日 ロイター］ 日銀の須田審議委員は、山口県金融経済懇談会出席後に記者会見し、今想定している潜在成長率は２％程度、との見方を示した。そのうえで、今後「景気循環のアヤ」が出る可能性があるが、日本の成長率は、潜在成長率を上回るとの見通しをあらためて示した。ただ、消費者物価指数（ＣＰＩ）については、上昇圧力は非常に弱いと述べた。
＜今後、潜在成長率を上回る成長を継続＞
須田委員は、潜在成長率については幅を持ってみているとしながらも、「今、想定しているのは２％程度だ」と述べた。
同委員は、午前中に行った講演のなかで、日本経済の先行きについて、「米国を中心とする海外経済が巡航速度へ減速するという想定のもと、わが国経済の成長も減速するものの、引き続き潜在成長率を上回る成長率が実現できるというのがメインシナリオ」との見方を示した。また、同時に、「景気循環のアヤが多少大きく出る可能性もある」とした。
４―６月期の実質成長率は、年率換算プラス１．３％成長にとどまった。今後の成長率が潜在成長率を上回るかどうかについて、須田委員は、４―６月期ＧＤＰは、１―３月期に積み上がった在庫が落ちたという一時的な要因だったと分析し、「ならしてみている。今後、綾が出る可能性はあるが、ならしてみると、潜在成長率の上を行くのではないか」と述べた。
ただ、ＣＰＩについては、生産性の伸びや賃金抑制の程度、ユニット・レーバー・コストがどうなるかによるとし、「生産性はある程度伸びる。ただ、賃金の抑制は、まだ、強く残る。そのなかで、原材料の上昇に伴う価格上昇は収益で吸収される」と述べた。さらには、賃金が抑制される中では、所得増から消費が増えてくることは強く期待できないとして、「ＣＰＩの上昇圧力は弱い」との見方を示した。
＜量的緩和解除までは、コミットメントをとにかく守る＞
午前中の講演では、「先行き不確実な状況で、フォワードルッキングかつアカウンタブルな政策を採ろうとすると、一度に大幅な政策変更を行うよりも、まずは小幅な政策変更を行い、様子をみながら必要に応じて追加的な政策変更を行う『漸進主義』がある程度望ましい政策運営方法になると考えられる」と述べた。
同委員は会見でも、量的緩和解除後に何が起きるか想定できないため、漸進主義は「ひとつの考え方だ」と繰り返した。
ただ、これは量的緩和解除後のことであり、「それまではコミットメントがある。コミットメントをとにかく守っていくしかない」と述べた。
＜展望リポートの数字検討は、来週の決定会合後に開始＞
先週末、２９日に日銀が公表する「展望リポート」の０５年度ＣＰＩ見通しの中央値がプラス０．１％からプラス０．２％になるとの一部報道があった。この点について、須田委員は、ＣＰＩ見通し検討作業は、来週１２、１３日に開かれる金融政策決定会合終了後に開始すると述べ、この時期に行われた報道に驚きをみせた。
０５年度のＣＰＩ見通しについては、民間の見方などいろいろと考慮するが、「今のところどうなるか全く分からない」と述べるにとどめた。
c ロイター 2004 All Rights Reserved
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。