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小泉純一郎首相は5日谷垣禎一財務相と会談し、2005年度予算案での国債の新規発行を04年度の36兆6000億円以下に抑えることで合意した。
国債発行は3年連続で増加しており、発行額が前年度を下回れば2001年度予算以来4年ぶり。国債発行の上限をはっきりさせることで、国・地方の三位一体改革や、社会保障費抑制をはじめとする歳出改革の加速を目指す。
小泉政権は発足当初、「国債発行30兆円枠」を最大の公約のひとつとして掲げており、改造内閣が原点に立ち返って財政再建路線を一段と強化することになりそうだ。
会談では、谷垣財務相が国債発行の抑制を提案。首相は「結構だ。ぜひその方針でやってほしい」と応じた。谷垣財務相は終了後、「国債発行を前年度以下にして、(財政赤字拡大の)流れを変えるきっかけにしたい」と強調。
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