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(回答先: 再生機構、出資見送り検討 ダイエー再建で役割限定案 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 02 日 16:45:59)
東京三菱・UFJ・政策投資銀 環境施設に57億円融資
「強み」生かし協調実現
東京三菱銀行とUFJ銀行、日本政策投資銀行は二日、埼玉県に建設される焼却灰リサイクル施設に対して、総額五十七億円の協調融資を取りまとめたことを明らかにした。協調融資で三行が合同で幹事を務めるのは、初めて。環境分野の協調融資は前例も少ないが、経営統合する東京三菱とUFJの融資ノウハウと政策投資銀の審査能力という相互の強みが結びついた。
融資対象は、埼玉県が民間と合同で整備している環境関連施設の集積地「彩の国資源循環工場」(寄居町)に建設される一般廃棄物焼却灰リサイクル施設。中部・近畿圏で廃棄物処理事業を手がけるヤマゼン(本社・三重県上野市)が七月に着工した。ヤマゼンは総事業費六十二億円のうち大半の五十七億円を協調融資で調達。銀行団は三行を幹事に、地銀など計十金融機関が参加する。
このリサイクル施設は家庭のゴミなど一般廃棄物を自治体が焼却した際に排出される焼却灰を高温で無害化し、建設資材用の人工砂に再生するもの。年間処理能力は九万トンと首都圏で最大規模という。本格稼働は平成十八年度から。焼却灰の大半は最終処分場に埋められるが、焼却灰を県内外の自治体から広く回収、資源の再生・循環を促す。
環境事業向け融資は、廃棄物の集荷能力や再生製品の販売力の評価といったリスクの算定が難しく、協調融資が難しい分野とされている。
ただ、今回は中堅企業向け融資に強いUFJと東京三菱の地域金融機関へのネットワークに環境分野に強い政策投資銀の事業審査力と、それぞれの強みが一緒になったことで「実現できた」(政策投資銀)としている。
また、五月の作業着手から約二カ月後、三菱東京フィナンシャル・グループとUFJグループの統合交渉が始まり、「作業を後押しした」(東京三菱)面もある。
◇
≪協調融資(シンジケート・ローン)≫ 幹事銀行が複数の金融機関を集めて銀行団をつくり、同一契約書による同一条件で信用供与する手法。借り入れ企業は幹事との交渉だけで多額の資金調達が可能。参加金融機関にもリスク分散効果がある。年々市場は拡大し、平成15年は約14兆7000億円。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03iti002.htm