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(回答先: これからのブッシュ政権の行方。妄想偏 投稿者 スーパー珍米小泉純一郎 日時 2004 年 11 月 10 日 01:09:06)
CNN調査に見る米国内分裂の深刻さ 2004/11/12
http://www.janjan.jp/world/0411/041110554/1.php
CNNはUSAトゥデー紙、ギャラップ社と共同で11月3日夜、緊急世論調査をした結果を載せた。
【「選挙結果に満足」が51% CNN調査】
http://www.cnn.co.jp/election2004/CNN200411040018.html
回答者が621人と少ないが、結果を有権者がどう見ているかで参考になる。
■2期目のブッシュ政権が国内の融和に成功するかどうかの質問では、成功すると答えた人は57%。
■2期目のブッシュ政権が共和党的政策にこだわらず、超党派的政策を実施すべきと答えた人は63%。
CNNはその後、11月4日に、
【テロと道徳重視の8割がブッシュ投票 米大統領選の出口調査】
http://www.cnn.co.jp/election2004/CNN200411040024.html
を載せた。こちらは回答者1万3660人。これは、今回の米大統領選での投票者の意識を考える上で非常に参考になるデータだ。
それによると、まず性別・人種別・年齢層別では以下の結果。
■白人男性はほとんどがブッシュ氏支持で、非白人は男女ともケリー氏支持が多かった。
■人種だけでみると、白人(77%)でブッシュ氏に入れたのは58%、ケリー氏は41%。その他の人種ではケリー氏支持が上回る。
■若者層にケリー氏支持者が若干多くみられたが、それ以上の年齢層ではいずれも過半数がブッシュ氏に投票した。
もっとも興味深いのは【回答者が何を重視するかで投票傾向がはっきり分かれた】ことだ。
■道徳など価値観の問題が最重要と答えた人(22%)のうち、80%がブッシュ氏に投票。
■テロ対策が最重要と答えた人(19%)のうち、ブッシュ氏に入れた人は86%。
■経済対策が最も重要と答えた人(20%)のうち80%がケリー氏に投票。
■イラク政策を最重視する人(15%)のうち、73%がケリー氏に投票。
■医療保険を最重視する人(8%)のうち、77%がケリー氏に投票。
■教育改革を最重視する人(4%)のうち、73%がケリー氏に投票。
さらに所得別では【低所得層はケリー支持者が多く、高額所得層はブッシュ支持者が多いという傾向が、はっきり現れ、ケリー支持多数がブッシュ支持多数に逆転する分水嶺は年間所得5万ドルの前後だということが分かった】ということも、驚くべき結果だ。
回答者の中でこの年収5万ドル以上は55%、以下は45%である。
その他、宗教や戦争体験、銃規制、同性愛問題などの項目もある。
マイノリティはケリー氏を支持し、白人・富裕層の多数派はブッシュ氏を支持した。それが今回の結果であることが、きわめてはっきりとこの調査結果には出ている。
この二つの調査から読み取れることは、分裂を回避したいと多くの有権者が思っているようだが、米国は今、深刻な分裂に陥っていることだ。