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「20世紀の戦争をどう理解し、解釈して、どう戦わせるかというのが、21世紀の戦争になる。」 西尾幹二
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/566.html
投稿者 TORA 日時 2004 年 10 月 20 日 16:17:04:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu81.htm

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「20世紀の戦争をどう理解し、解釈して、どう戦わせるか
というのが、21世紀の戦争になる。」 西尾幹二

2004年10月20日 水曜日

◆「たかじん」南京虐殺、靖国参拝など(ゲスト:西尾幹二) ユウコの憂国日記
http://dklog.jp/u/yuuko999/

◆辛坊
「どっちかいうと右の立場で南京大虐殺はなかったと。そのあたりの事実関係はどうなんですか?」

西尾
「現在、研究が非常に進んでまして、はっきり言うと、なかったに限りなく近くなっている(会場「え〜」と驚き)。なかったことを完全に証明することは難しい。しかし、あったという証明も難しい。あったとされる証拠はことごとく覆されている。あった証明ができないということは、限りなくなかったに近い、と」

辛坊
「日本の教科書はあったという前提で書かれてる。文部省で検定も受けてますし」

西尾
「それは文部省が間違えてる(会場笑い)。簡単な話です。さっきたくさん写真を見せられたが、あの写真は本当の物か作り物か、今研究が進んでいて、そう遠くない時期に、あれが全部虚報だというのを表す写真集が出現すると思います」(会場「え〜」と驚き)

◆ざこば
「俺は知らんことしゃべらへんが、西尾先生、虐殺あったとか、そないようさんなかったんやと、何でもっとはよ調べんかったん?言わんかったん?」

西尾
「多くの人が言い続けてきてますが、誰も表に、・・・本は昔から書かれてるが、誰も相手にしないから」

宮崎
「『諸君』や『正論』にしか書かれてなかった(笑)」

西尾
「『諸君』や『正論』には長いこと書かれてる」


「拉致事件を見てもわかる。ずっと前からやってたのに・・・」

ざこば
「『正論』は普通、なかなか読まんでっせ(笑)。女性週刊誌とか、新潮とか毎日とかしか読まんでしょ」(会場笑い)

西尾
「言論界はすでに保守が制覇しちゃってるんです。売れ行き数えると8対2で保守が多い。が、とりまいてる新聞・テレビがふわふわ、ふわふわ・・・」(会場笑い)

辛坊
「先生には一理あるんですが、今回の出演者はどっちか言うと、右か左かと言うと右がメインなので、虐殺あったと、日本を非難する側をゲストに招こうとしたが、そういう人は今論戦に参加しようとしないんです。もう1回またやりますので、そういう立場の方にぜひ出てきていただきたい。苦情は、匿名のFAXやメールは来るんですが、顔を出しての議論になかなかならないんです」

西尾
「つくる会の教科書、来年また採択にチャレンジします。南京は一切書かなかったが、文部省が書けと言ってきた。文部省の命令で書かされました。我々は抵抗して・・・(教科書を読み上げる)『12月南京を占領した(この時、日本軍によって民衆にも多数の死傷者が出た。南京事件)』とカッコつきにした」

◆西尾
「日本にはナチスはいなかった(会場笑い)。日本はナチスと違う。ナチスは日本の軍事体制とは別個の体制で、あれはホロコーストという民族殺戮をした。これは戦争犯罪とは別。ドイツはホロコーストで謝罪、お金も払ったりしたが、当時の戦争行為、侵略行為については、謝罪も弁解もしてないし、講和条約も未だに結んでいない。我々は条約を結んだが、ドイツは全然別の600万人ユダヤ人、50万人のロマ、200〜300万人のポーランド人、ロシア人、ウクライナ人の虐殺は1000万人を超える。これは虐殺のための虐殺。戦争行為とは無関係な犯罪。これは巨大規模でありすぎて、比較するのは間違い」

辛坊
「『だって、日本だって30万人殺したんだ』と言いたいが為に・・・」

西尾
「言いたいが為に、東京裁判をニューベルク裁判とあわせてやった」

宮崎
「アメリカでは、アイリス・チャンなどの本があって、南京はホロコーストというのが広がってる」

西尾
「20世紀の戦争をどう理解し、解釈して、どう戦わせるかというのが、21世紀の戦争になる。我々は一歩も引けない。同時に、アメリカもナチスと日本は違うと理解しているからこそ、例のサンフランシスコの元兵士が訴訟を起こしたが、ナチスドイツのやったことにはアメリカは最後まで引かなかったが、ブッシュ政権は日本のことはサンフランシスコで全部終わりと、日本に訴追するのは間違いだと、ちゃんと区別した」

宮崎
「2002年にブッシュさんが訪日した時、彼は靖国に行きたいと言ったが、あと横田基地の第五空軍の将校が靖国を参拝してるが、こういう事実は伝えられない。ブッシュさんの参拝を日本の外務省は断った」

西尾
「愚かも愚か、何て日本人だろうと(会場笑い)。エリザベス女王が来た時も靖国に行きたいと言ったが(会場「え〜」と驚き)、どちらも断った。じゃあブッシュさんは明治神宮へ、と。が、これも小泉さんが行かないで、流鏑馬(やぶさめ)をいっしょに見て帰った。腰が座ってない。何でブッシュ、エリザベスが来たのに・・・」

宮崎
「来た時点で靖国問題、終わってますよ」

辛坊
「日本の皇室も、東条英機の戦犯合祀以来、参拝してないが、これは?」

西尾
「遺憾ですね。遺憾の極み」

◆辛坊
「さっきの話ですが、アメリカやサッチャーの前に皇室が行くのが筋ではないか」

西尾
「ブッシュとサッチャーが行けば、第二次大戦は恩讐の彼方になるわけです。ついでに胡錦涛にも詣ってもらうと。これが外交の本筋。一言最後に・・・。日本が軍備を充実させ、きちんとした戦いのできる体制を作るのは、戦争をするためじゃなく、戦争を避けるためなんです。どんな屈辱にも侮辱にも日本人が耐えなければいけないという、何でも平和が大事、平和以外は(平和のためには、あるいは戦争以外は、の言い間違い?)何でもありが許される、そういう平和は最後に必ず戦争になる。我慢できなくなる、最後には。だから何でもありが許される平和というのは、平和に反するということを意味しておくことが、北朝鮮なんて全然怖くありませんよということで、初めて国家が成り立つ。この国はこれから変わります。それから、私より左は思想じゃなくなります。私がちょうど真ん中になります」(会場大うけ)

西尾氏、退場。

◆「たかんじんのそこまで言って委員会」に出席して 西尾幹二
http://blog.livedoor.jp/nishio_nitiroku/

10月17日に関西より以西で放映されたよみうりテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」を早速文字化して下さっているサイト、「ユウコの憂国日記」があるので、以東の方もここをクリックして、読んで下されば、何があったかは分ると思う。大阪の三人の知人から「良かったよ、胸がスーッとした」と電話があったので、テレビ効果はそれなりにあったに相違ない。

 けれども、出演した本人は肝心な話の内容が全部カットされているので、テレビ局の扱いに大変に当惑し、不満だし、内心怒っている。

 南京虐殺はなかったということは証明できないが、あったという論拠も今やことごとく覆され、証明できず、限りなく「なかった」に近いのだという私の判断はたしか収録されていたはずである。しかし、私はその理由を数点、以下のごとく分かり易く述べておいたのである。

(1)  1941年の蒋介石政府の内部報告書は虐殺があったという認識をもっていない。掠奪や放火はあったとされるが、これも日本軍がやったとは限らない。

(2)  毛沢東が延安で書いた「持久戦について」の中で、日本軍が蒋介石の軍隊を殲滅しなかったのは戦略的にまずかった、とさえむしろ言っている。ここにも大量虐殺の認識はない。

(3)  虐殺を主張してきた日本人学者が主に依拠したのはティンパーリ、ベーツ、ラーベといった欧米の特派員の報告や文書である。しかし彼らは蒋介石政府の顧問であったり、武器商人であったりで、情報撹乱を意図していたスパイであった。証拠能力がない。

(4)  この他に大量虐殺があったと語ったいくつかの証言はすべて伝聞であって、誰かから聞いたという間接証言にすぎない。目撃証言もあるが、それは一人か二人の処刑を目撃したという話であって、大量虐殺の話はひとつもない。

(5)  ハーグ陸戦法規によれば、軍服をぬいだ不法戦闘員、つまりゲリラであるが、これは捕虜として保護される権利を持たない。日本軍が正規の捕虜を処刑したという証言は、昭和12年から東京裁判まで存在しない。

 私は以上の5点を、テレビだから分り易く、例えば「不法戦闘員」などと言わず、「軍服を着ていないゲリラは、捕虜とは認められなかったので処刑されても不法ではなかったんですよ。」という言い方をした。

 戦争のさ中だからゲリラの処刑はあったし、一般市民の誤殺もあっただろうと私は考えている。けれども組織的大量虐殺は考えられない。もしあれば、ナチスのような科学的焼却工場でも作らなければ屍体処理ができない。また殺戮任務の特殊部隊を用意しなければ、殺害自体が不可能である。特殊部隊編成の記録は必ず残る。しかしそういうものは日本軍史には存在しない。

 私の知識はそれほど深くはない。大体こんな程度の莫たる知識しかもっていない。今、専門家の間ではより詳しい、細部に入った論議がなされているはずだが、私は常識の域を越えない。

 ただその程度の予備知識でもテレビの視聴者は知っておくべきと思い、分り易いことばに改めて、ポイントだけ述べておいた。にもかかわらず、ことごとくカットされている。これはひどい。何のために私に南京問題の質問を向けてきたのか分らない。

 私の出演したテレビに関心をもって下さった方は、私に上記の発言があったことも加味して、考えて下さい。


(私のコメント)
10月7日の日記で「ヤングジャンプの「反日漫画家」本宮ひろ志を許すな!」
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/497.html
と書きましたが、マンガ雑誌の影響力は本や雑誌などより大きく、各方面でその影響が広がっている。テレビでも読売テレビで「たかじんのそこまで言って委員会」と言う番組で南京大虐殺の問題で討論会があったそうです。その番組の内容を紹介した「ユウコの憂国日記」から西尾幹二氏の発言を中心に抜き出して見ました。

西尾幹二氏によると肝心な発言がテレビ局側でカットされててしまったそうで、日本のテレビの言論の自由の侵害は酷いもんだ。確かに根も葉もないことを言われてトラブルになってはいけないのだろうが、学者の言ったことまでカットしてしまうのは一種の言論弾圧だ。同じようなことは森田実氏も言っていた。

テレビの生放送でもコメンテーターは何度も打ち合わせやリハーサルをして、フリートークはほとんどない。テレビの影響力はかなり大きいから各方面の人がテレビを監視していて、問題発言があると抗議の電話やメールが殺到してテレビ局も大変なようだ。特に宗教団体などの組織はテレビに対する監視は行き届いて創価学会の問題はテレビではタブーになっている。

私自身は専門家でもないので、南京大虐殺があったかなかったかは本や雑誌やサイトに書かれている以上のことは分からない。しかし南京大虐殺があったとする確たる証拠はいまだに見つかっていないようだ。ただ中国政府や日本の左翼があったとしきりに主張しているのですが、証拠が見つかっていないだけに説得力がない。

南京大虐殺があったとする本やサイトなどの資料は一般の人が見ても信憑性の判断が難しく、写真や証言なども裏づけがあるのかどうか曖昧だ。ただ日中戦争で多くの戦闘などで多くの犠牲者が出たことは間違いなく、ゲリラ兵に対する処刑も行われたのもたくさんあるだろう。一般市民も兵士と区別つかないから処刑もされた。しかしこれはホロコーストとは異なるものだ。

むしろ米軍による広島・長崎への原爆攻撃や東京大空襲のほうがホロコーストに近い行為だ。東京裁判ではその事は問題にされず、ゲリラ兵を処刑したことを罪に問われて松井大将はA級戦犯として処刑された。つまり国際法に違反した戦闘活動を容認したことになり、裁いたアメリカ軍自身がベトナム戦争やイラク戦闘でゲリラ兵に苦戦している。

中国政府はA級戦犯が靖国神社に祭られ、小泉首相が参拝するのはけしからんと抗議していますが、昭和28年の国会決議で戦犯は赦免されている。その時は社会党なども賛成しているから、いまだにA級戦犯と呼ぶのはおかしく、元A級戦犯というべきだ。その時点で東京裁判自体の正当性も否定されたと見るべきだ。

だから最近の中国の首相の靖国参拝に対する抗議は外交的な嫌がらせであり、外交交渉におけるカードでしかない。それに日本の左翼や親中派のマスコミが反日行動をとっている。ヤングジャンプのマンガもその一環なのでしょうが、南京大虐殺自体が本当にあったのかどうか歴史的に日中で検証すべきなのでしょうが、どういうわけかそれは行われない。

南京大虐殺の定義自体も曖昧であり、中国側の定義もころころ変わっている。ゲリラ戦が行われれば一般市民も巻き添えになるし、多くの市民も殺されたことだろう。それは南京に限らず東南アジアの中国系市民に対しても行われた。ゲリラ的な抵抗運動が起きれば弾圧も行われただろう。しかしそれは国際法で定められた戦闘方法の範囲外で違法ではない。

ある意味で考えれば、アメリカ軍が進駐してきた場合、ゲリラ的な攻撃が行われた場合、アメリカ軍は再び原爆で日本人に対してホロコーストを行う危険性があった。だからゲリラ的な攻撃は出来なかったともいえる。イラク戦争で手を焼いたアメリカ軍がイラクの大都市をいくつか原爆で吹き飛ばせばイラク人も手も出せなくなるだろう。実際にはそれは出来ないが、日本に対しては二発の原爆でアメリカ軍は日本人に見せしめのホロコーストを行ったのだ。

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