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(回答先: 主体について 投稿者 マオ 日時 2004 年 10 月 14 日 19:20:29)
「帝国」は近年の話題の本ですが、後世に残る本とは思いません。
読んだこともない人がこういうことを言うのは、おこがましいのですが。
ただ、哲学書が時代を変えたことは、歴史上なかったのではないのでしょうか?
結局、作家の飯の種にしか思えないのは、気のせいでしょうか?
世界中の人の万に一人も、この書物のことは知らないと思いますし、
殆どの人間は、毎日の生活のことで頭がいっぱいなのです。
この書物を読破できるのも、一握りでしょう。
というより、この書物の値段が高くて、買えない人も多いでしょう。
社会のこと、時代のこと、未来のことを考えられるのは、
いつも、有閑階級の人、支配階級の人たちのように思えます。
マルティチュードと言われる人たちの大半は争いごとは好まないというのは
言うとおりかもしれません。
ただ、そういう人たちはいつも、争いごとを好む人たちに
滅ぼされるというのが、歴史の常だったと思います。
マルティチュードと言われる人たちは、実は支配階級の”羊飼い”に飼われる
”羊”のように従順に動かされているのかもしれません。
この本は、あえて難しく書くことで、大衆を煙に巻いているような感じが
するのですが、気のせいでしょうか?
「よく分からない」という感想を述べる人が多いので、
ふと、このように思った次第です。