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(回答先: 東京裁判が国際法を骨抜きにした。日中戦争でゲリラ戦の違法性を問わなかった米国がベトナムやイラクでの因果応報 投稿者 TORA 日時 2004 年 10 月 12 日 13:57:28)
《北朝鮮は、・・・固有の産物はほとんど何も無いの です。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い、錫が 無い、ゴムが無い。その他実に多くの原料が欠如してゐる。そ してそれら一切のものがアジアの海域には存在してゐたのです。 もしこれらの原料の供給が断ち切られたら、一千万から一千 二百万の失業者が発生するであらうことを彼らは恐れてゐまし た。したがって彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分 が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。[3,p564] 》
経済制裁をすれば拉致問題が解決するという考えは、核武装をすれば核大国米国の同盟国日本の支援を受けられると考えるのと同じくらい愚かな事だ。
ちなみにゲリラ戦が国際法上違法という理由で、中国人が一方的に首都を爆撃・占領しても、正規軍以外に全く軍事的抵抗をしなくなるなどというのは、楽観過ぎるのではないか?学者の理論が帝国主義の侵略が行なわれる戦場で通用するのであろうか?ゲリラは国際法上違法であるとして、中国側が裁かれれば、ベトナム・イラクのゲリラ戦がなくなると考えるなら、米軍の市民無差別爆撃とて、戦後なかったのではないか。百歩譲ってゲリラ殲滅が正しいとして、それで原爆・枯葉剤・クラスター爆弾の使用が必要であったのかはよく考える必要があろう。いわんや、国際法の規定でゲリラはなくならない。違法を承知で攻撃を仕掛けるからゲリラなのではないか。合法的な戦術ばかり取る軍事組織はゲリラとは言えないのではないか。アメリカ自体が現在進行形で大義が疑われるゲリラ殲滅作戦をやっているが、たかが10名20名のゲリラ手勢にあそこまで無差別攻撃が必要なのか。それこそ国際法もへったくれもないような攻撃を繰り返してきたのは、戦前からあったと思う。武器を奪っておいて、絶対的な貧困状況に突き落とし、逆らわざるを得ないような無茶な要求をする。それで大人しく原住民が従う訳はない。実際、安全な所にいる国際法の研究者と違って、グアテマラのゲリラは戦わなければ、殺されるか、自殺するしかない状況であったのだ。ゲリラとは第三世界の貧困層の現実であって、決して机上の理論から生まれた戦術ではないだろうと思う。