現在地 HOME > 掲示板 > 議論19 > 398.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
今回の投稿は
http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/250.html
の投稿を踏まえたものであり、これを先に一瞥のうえ、以下の文章をお読みいただければ幸いです。多忙にて阿修羅に向かい合う時間がとりにくいのですが、次回はおそらく欧州から投稿。前回、いろいろな情報やレスポンスをお寄せいただき本当にありがとうございました。今回もぜひ、情報やレスお願いします。
石油の起源が、米英科学が主張するような「化石」ではなく、マントル層に内在するメタンガス(地球創成期に外来の隕石がもたらしたという)にマントル層がもつ巨大な圧力と超高温がかかって発生した液体でそれが、しみ上がって行き直上の地層に貯留している物質が石油である、つまり石油は純然たる鉱物起源であり、従って、マントル層に近い地球深層部まで最深堀すれば、そこに広漠とした油床が広がっており、石油は原理的に、renewable(再生可能)で、無限に存在する物質である。今回調べてみて、これが旧ソ連(現ロシアーウクライナ)科学界の半世紀に及ぶ通説 でこの説は質実ともに備わっていることが判明した。実際,実験室でメタンガスに、マントル環境の持つのと同様の、巨大な圧力と摂氏1万5千度の超高熱を加えると、それが石油となるという(つまり生物的・有機化学反応が介在しない)。日本人の二人からる地質学者チームがこの追試を行い成功していることを伝える英語論文も一瞥した。従来、化石起源説側についているこの日本人科学者たちは実験結果に面食らっている模様だ。
が石油成因論の対立,生物起源説VS非生物起源説は実はロシアVS米英パワーエリート(石油メジャー)の正面からの激しいぶつかり合いとパラレル(平行)である側面が否定できないことも判明したため、純粋な科学議論の遠景・中景ないし、環境として国際政治レベルで起きていることを先行して理解せざるを得なくなった。今回は、それを先行させ、次回は科学的情報の紹介に移る。予告をしておけば、非生物起源説(マントル由来のメタンが起源)は旧ソ連(現ロシア−ウクライナ)科学アカデミーにおいて猖獗を極め完全に確立した不動の学説,王道となっており、かつ、この学説の正しさを証明する実務=油田掘削が常態化している模様であることを報告しておきたい。この説をたて半世紀の歴史を持つロシア−ウクライナ科学界(鉱物起源説についてロシア語での論文が4000以上蓄積されている一方、彼らは英語圏に向けての発表を完全に怠って来たことを現時点で非常に悔いている。)は、米英の化石起源説を「詐欺」「でっち上げ」と、過激な言葉すら進呈し文字通り一蹴しているのである。念のためもう一度いうが、純粋に科学的に見て「詐欺」なのだそうだ。石油の起源説の嚆矢は実は皮肉なことに、18世紀ロシア科学を代表する科学者による1751年に発表されたものである。これを19世紀、ドイツの地質学者フンボルトなどが、徹底批判し鉱物起源説が科学界で初めて誕生したことをふくめ、「米英科学によって封印された科学史」の経緯があることも今回判明した。旧ソ連石油地質学は、フンボルト等の知見の嫡子であるが、量子力学などを応用した最先端科学で幾重にも強靭な補強をし、その説を不動・確乎たるものとして今日に至っている。旧ソ連領諸国の学生の教科書は、すべて、石油はマントルのメタンから出来ていると叩き込まれているいる模様である。
また、次回の成因論で述べるが、非生物起源説を展開した米英圏の天文学者トーマス=ゴールド(ロシア語に超堪能)は、ロシア−ウクライナ説からの完全なパクリであり,近代科学史最悪の剽窃王、ロシア科学界からの窮極のお尋ね者であったことを示す。実際、彼は石油鉱物資源説を「Gold Theory(ゴールド理論)」との名を自分で冠する堂々たる剽窃ぶりである。ここまで来ると、もうご立派(笑)。剽窃するなら正しく剽窃すればよいものを、地質学の門外漢であるため、また非鉱物起源説を正しく理解するための物理学の知識が弱いため、内容的に間違って剽窃しているという落ちまでついている泥棒学者である。彼の本を翻訳した岩波書店など、この本を廃書処分にする必要がでてきている。岩波も気の毒であるが地球深層に超高熱に耐える微生物が棲息していると主張する彼の原書が出たとき、いの一番で購入した自分として、この部分の説も他の学者のパクリであったことが今回判明し、騙された自分にうんざりしている。
石油メジャーの「石油もうないよ」音頭を踊る「太田龍」氏(http://www.pavc.ne.jp/〜ryu/cgi-bin/jiji.cgi)はシオニスト勢力の走狗、工作員、宣伝マンであるのだろう。彼は自分のホームページで、石油生産ピーク説を展開するこうした米英系学者の書籍群を日本で翻訳紹介すると堂々と鼻息荒く予告しているが、石油メジャー側のレトリックを日本に広く普及うしよう目論んでいることは明らかで、きわめて危険な人物、売国的人物(笑)であることが指摘されることも次回含まれる。彼はこのキャンベル博士説をプロモートしているマイケル=ルパートを日本でプロモートしている。だがルパートのホームページにかじりついている人間が、ルパートがイスラエル政府の政治的擁護者である事を知らないとはいわせない(ルパートに私自身2002年会って話を聞いたことがある。彼は元ロサンジェルス市警察の「麻薬」捜査官)。彼は極めて不思議な立場をとっている。911にイスラエルが関与していたと示す資料がインターネット上で豊富に提供されている情報環境のなかで、一貫してこの可能性の議論をしたことがないばかりか、知人の報告によれば、この9月18日の米国のテレビ番組で、イスラエルの関与はあり得ないとあえて積極的に力説している人物である(最近彼は月に2回テレビに出ている。チャンネル29パブリックテレビといい、誰でも申し込めばテレビ番組を提供できる方法がある)。この人物が、議論も抜きであたまごなしに、石油は化石起源以外の何物でもない、とやはり理を尽くさぬ一点張りのプロパガンダを自分のホームページでキャンベルとしているのである。キャンベル博士は、調べてみると一度も教職経験がなく、大学院卒業後、ただ石油メジャーを渡り抜いて来た人間である。石油ナイナイ音頭を歌って踊る「太田龍」氏が仮に石油メジャー,英/イスラエル側(シオ二スト)でないとしたら、自分の矛盾が気づかないよほどな超おマヌケ、ノー天気なご仁であるということになる(失礼!)。マイケル=ムーアも、映画でネオコンの動きをまったく言及しなかったという不思議がある。悪はブッシュ個人だという断罪映画である。シオンの丘は、工作員作りがまことににお上手といえる。
さてようやく今回の本論だ。最近のロシアでのモスクワ爆破事件、旅客機2機の墜落。学校占拠テロ。これはロシアと米英イスラエル側の間で水面下で熾烈な鞘当てが背後にある模様だ。
ロシア最大の石油企業がユコス。ロシア国内のパイプラインの三分の一を所有。昨年10月段階で,ロシア人ミハイル=コドコフスキーMikhail Khodorkovskyというこの企業の所有者でCEOが、なんと英国の銀行家ヤコブ=ロスチャイルド卿(ロス家4男で、最近イスラエル国籍・市民権を取った)にその所有権を売り払っていた(!)(当初は秘密裏の契約で後日その事実が判明した)。統一教会系(笑)ワシントンタイムズのAFP外電記事が伝えている(元となる記事は英国ロンドンタイムズ)が以下がそれ。
http://washingtontimes.com/world/20031102-111400-3720r.htm
引用開始
-----------------------------------------------------------
ARRESTED OIL TYCOON PASSED SHARES TO BANKER
-----------------------------------------------------------
LONDON (Agence France-Presse) ? Control of Mikhail Khodorkovsky's shares in the Russian oil giant Yukos have passed to renowned banker Jacob Rothschild, under a deal they concluded prior to Mr. Khodorkovsky's arrest, the Sunday Times reported.
Voting rights to the shares passed to Mr. Rothschild, 67, under a "previously unknown arrangement" designed to take effect in the event that Mr. Khodorkovsky could no longer "act as a beneficiary" of the shares, it said.
Mr. Khodorkovsky, 40, whom Russian authorities arrested at gunpoint and jailed pending further investigation last week, was said by the Sunday Times to have made the arrangement with Mr. Rothschild when he realized he was facing arrest.
Mr. Rothschild now controls the voting rights on a stake in Yukos worth almost $13.5 billion, the newspaper said in a dispatch from Moscow.
Mr. Khodorkovsky owns 4 percent of Yukos directly and 22 percent through a trust of which he is the sole beneficiary, according to Russian analysts.
From the figures reported in the Sunday Times, it appeared Mr. Rothschild had received control of all Mr. Khodorkovsky's shares.
The two have known each other for years "through their mutual love of the arts" and their positions as directors of the Open Russia Foundation, Yukos' philanthropic branch, it said.
Russian authorities Thursday froze billions of dollars of shares held by Mr. Khodorkovsky and his top lieutenants in Yukos ? throwing control of the country's largest oil company into limbo and causing frenzied selling on financial markets.
Russian prosecutors said owners of the shares are still entitled to dividends and retain voting rights, but can no longer sell their stakes.
They said the freeze was necessary as collateral for the $1 billion that Mr. Khodorkovsky and his associates are accused of misappropriating during the 1990s.
Mr. Rothschild is the British head of Europe's wealthy and influential Rothschild family, and runs his own investment empire.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
引用終了
調べてみるとこの、元のロシア人所有者でCEOのコドコフスキー、1963年6月26日生まれ、現在若干41歳。ひとのことはいえないがまあ、尻の青いあんちゃんだ。ライブドアの社長,嫌われ者、堀江チャンのイメージか(笑)。ともかくロシア立志伝中の人物、風雲児。ロシア民営化の、最大の恩恵を得た「成功者」である。
これで調べるといい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Mikhail_Khodorkovsky
彼は2004年時点で、ロシアで一番の金持ちで、世界では16番目に金持ちにランクされている。そして、彼こそがソ連が崩壊しゴルビーのペレストロイカの、そしてエリツインがショック療法として、国有財産の叩き売り政策を推進した民営化の結果として、国営石油公社だったユコス(Yukos)を購入した人物だ。「新興石油成金」である。そしてその購入時,石油メジャー,エクソンに、権利が半分行っていると言う。つまり、ユコスは、ソ連崩壊後、実は、米英石油メジャーが大幅に獲得していたことになる。彼の購入資金の手当をしたのが、ブッシュ父(カーライル社のことだろう。阿修羅転載情報によると、彼はその後カーライルの重役の地位に就いている)という事情が背景にあるからだろう(問題の本質がここにある)。現在はアメリカ国籍をしっかり「与えられている」歴とした「アメリカ市民」である。英米イスラエル側の彼の取り込みは完全である。
そして、上記の記事のとおり、遅くとも2003年10月25日までには、ユコスは名実ともに,米英の銀行資本のものとなっている。彼が、持ち株を一切合切、英国の銀行家ヤコブ=ロスチャイルド卿に売却した。プーチン政権が彼を詐欺・脱税を理由に逮捕するという情報を受け、秘密裏に、この銀行家に売却したとある。記事は、二人は、互いに美術愛好家として知り合ったなどと伝えているが、どうだか。金儲け偏愛家同士としでではないのか(笑)。
重ねていうが、プーチンが彼を逮捕した時(2003年10月25日)は、ユコスは既にこの銀行家のものとなっていた。プーチン,タッチの差ですり抜けされた。しかしさしものプーチン、この男の資産凍結をただちに行った。そして時間を置かず、イスラエル首相シャロンが急遽ロシア入りしている。プーチンに対する牽制だろう。
米英イスラエル側はこのロシアの成り上がりの若造を表に立てて、最終的に世界最大級の石油会社を入手したとみていい。ロシアの石油生産量は、サウジを昨今抜いて世界一となっているほどなので、ソ連崩壊後、英米イスラエル側がこれに黙って指を指をくわえてみているわけにはいかなかったのである。エリツインをカネで籠絡し、民営化=「ショックセラピー」などと米英お得意の「美名付け」した上で実行させたものだろうことは想像に難くない。スイスの銀行に口座を与えられ、エリツインは金満家となり、米国的安逸の生活をいとなんでいるだろう。スイスというのは、きれいごとを並べるがマネーロンダリングのダーティーマネーの上に枕をならべてるいる国である。
コドコフスキー。
二部屋しかない小さいなアパートで育ち、メンデレーフ化学工科大学出たての1986年若干23歳のとき、小さなカフェを開いたことがこの立志伝の諸発点である。その後,コンピュータ,機械、ブランデー、日用雑貨などの輸出入で、急速に巨大な財を作り上げ、民間銀行を開設。民営化の申し子なのである。88年時点で100億ドル(米)稼いでいた。エリチン大統領は、民営化政策で、国有財産が二足三文で売り飛ばされる状況をショック療法として採択、この政策の恩恵を受けて、国有財産を買収して財をつかんだ若手ビジネスマンはオリガーキ(Oligarchs)と呼ばれるが(石油成金のみ指すのではない)、この筆頭格が、コドコフスキーなのだ。23歳、ままごとのような喫茶店のオーナーが数年後には世界最大級の旧石油公社を買い取っていたわけである。世の中に不可能はないと、彼は教えてくれているようなものだ。マーフィーの法則か、アンソニー=ロビンスあたりでも読んでるんじゃないか(笑)。
こういった現象は、つまり、民営化の過程で、日本で起きたし、今後起きる。深い警戒が必要だ。孫正義とマードックの動きが嚆矢だったが、青二才の青年実業家を世界超権力側が資金的に手当てし、規制緩和された公共財をいったん買わせ、しばらくしたらその青二才からそれを買うのである。つまり将来の所有権移転の条件を盛り込んだ資金手当という方法だ。青年側はその差額で儲ける。
プーチン政権は、ロシアの石油が、エリツインの民営化で、米英の側に渡ったことが、悔しくてしょうがないようだ。ロシア人の財産の流出を防ぎたいという思いが強いようだ。そこで、ユーコス側に政治的に圧力をかけ続けていた。トップの脱税名目の逮捕である。そこで、英国からパトロンが前面に出て来たわけだ。
(コドコフスキーは現在進行中の自分の裁判を、以下のように自らサイトを立て,報告している。保釈の身なのか不明だが、一般人からの彼への電子メールでの質問質問に丁寧に答えていて興味深い。左上の顔が彼のものだが、これは、30代半ば位の時の顔写真だろう、現在は、鬢を白くしている。3年前にビジネスを引退し、歴史の勉強などをして知性拡充したいところだったと、殊勝な事を述べてい。彼に直接問い合わせをしたい人はこのサイトから、可能だ。
http://www.khodorkovskytrial.com/ )
プーチン、いよいよだまっちゃいない。今年4月16日に、プーチン政権はユコスに対し即日払いの、99.4 billion rubles=9940億ルーブル= $3 billion=30億米ドルの課税通知を行ったが、ユーコスは即日には払えなかったためプーチン政権は、ユコス社資産の凍結と差し押さえという挙に及び、形式的だがロンドン本社ビルへの捜査令状まで用意していた。社の重役連中の半分は国外に高飛びした。そのうちのひとりLeonid Nevzlinなどはイスラエルに逃げ、イスラエル政府は、本来の条件を満たしていないのに関わらず、即日的にイスラエル国籍(市民権)を 彼に与えた。各国の警察に追われたユダヤ人は、イスラエルに逃げて国籍を得ようとする。なぜなら、犯罪人引き渡し条約に調印していないため、インターポールから追いかけられることがないからである。 プーチンは、米英イスラエルのダミー,若造コドコフスキーを監獄にぶち込み、かつユコスの資産を凍結、重役に逮捕攻勢をかけ、矢継ぎ早に米英イスラエル側のパワーの封じ込めに基本的に成功した。ロシアのコントロールを阻まれた米英イスラエル側は、当然のこととして、怒りと恨み骨髄である。
このような政治状況と文脈の中で、今回の8月モスクワ爆破事件、旅客機2機のテロ事件、9月学校テロ事件が起きたということを理解する必要がある。
事件早期の朝日報道によると、学校テロで死亡したテロリスト側32人のうち、その調査時点ですくすくなくとも16人までは、チェチェン人ではなかったという。ロシア政府は当初,犯人グループに、チェチェン語を話せる人間がいなかったと発表している。この実行犯グループはチェチェンと無関係の可能性を示唆している。傭兵による混成部隊の可能性だ。上記の政治力学の文脈で考察しなければならない。これらのテロ事件は米英イスラエル側の、プーチンに対する意趣返し、反撃の可能性が十分あるわけだ。プーチンを「除去」し、ユコスを復活させ、そして、米英イスラエル寄りの政権を樹立したいと米英イスラエル側は、考えているだろう。彼らの石油支配と世界支配の意向にとって、最大の難敵、窮極の敵がロシア−プーチンなのだ。チェチェンは自国権益保全のためもちろん米英イスラエル側についている。一方、米英イスラエル側はチェチェンを資金的にも軍事的にも支援し、彼らをプーチンに対する徹底した咬ませ犬にして、プーチンを倒したいはずだ。
ただ、英米イスラエルが一枚岩ではなくなりつつあることを伺わせる奇妙な動きが最近ある。プーチン大統領とブッシュ大統領、基本的にいいなかなのだが、最近やたら親密なのだ。
1阿修羅のニュース掲載であったように、最近プーチンがブッシュに個人的な巨額な贈り物をしたということ。
2ロシアのベスラン虐殺テロのあった翌日,ブッシュ大統領が、ライス補佐官を伴い、ワシントンDCのロシア大使館に、直接お悔やみに現れている「怪」。
これは何を意味するか。ロスチャイルド側(英国/イスラエル)側とプーチン政権が激しいぶつかり合いをし、一方ブッシュ家側側がプーチンについている可能性、つまり、英米イスラエルのパワーエリートの間で分裂ないし齟齬が起きている可能性だ。キリスト教サイドとユダヤ教陣営にやはり分かれるという揺り戻しか、それとユコスを巡る利権闘争か。民営化でユーコス買収資金は当初,ブッシュ父のカーライルから出ている。それが、昨年10月には、英国ロスチャイルドに買い取られてしまった。ここに、アメリカンパワ−エリート側の英国イスラエルパワーエリート側への石油支配を巡対立と怨恨がでているということなのか。
プーチンは何を思っているか。
スターリン亡き後のソ連は、徹底した反ユダヤ人政策できていることを、基礎事実として知っておきたい。ロシア革命のボルシェビキ勢力はニューヨークの金融勢力から派遣されたニューヨーク出身ユダヤ人が9割(党指導層)。ロシア人は1割以下であった。スターリンなきあと、巨大な揺り戻しが起き、ロシア人がユダヤ人を追い落とし権力を回復して今日に至るという経緯をもっている。ロシアは、イスラエルという国そのものを根本的に嫌っている。消えて欲しいとすら願っている。ソ連は反シオニスト国家の巨頭なのである。同時に、ソ連領内にはユダヤ系が非常に多いことも。また、ソ連崩壊後のロシア/ウクライナのビジネスの大半は、ユダヤ系で把握されていることも阿修羅読者には知っていて欲しい。ロシア人にはこれも我慢ならないのだ。モスクワに行ったこのある人なら、従来からロシア人の反ユダヤ人・反シオ二ストの感情がいかに深いものか、街路の気配から分かってもらえると思う。ロシア生まれのコドコフスキーもまごうかたなきユダヤ人である。彼は来年3月,大統領選出馬のの準備をしてはいたが、ロシア人のユダヤ人嫌いから,間違っても当選の余地などない。プーチンにとって、従って,政敵ではない。KGB出身プーチンの、ユダヤ系ないし、シオニスト嫌いは、骨の随からのものなのだ。プーチン大統領はブッシュ大統領側にすり寄ることで、米英イスラエルの一枚岩を分断させ、シオニストサイドを封じ込める戦略か。ネオコン(シオニスト側)は大統領選挙後イラン侵攻を準備しているが(小型核レベルが準備されている)、イランが侵略されたらプーチンもだまっていない。イラン侵攻があるとしたら、イスラエルがイランやパレスチナを挑発することがきっかけとなるか。その時は、プーチンは、イスラエルに直接砲撃を開始する可能性は否定できない。基本的にはロシアの軍事力にとっては、イスラエルは敵ではないとしても、これがきっかけとなって、黙示録的世界戦争に発展しないとも限らない危うさがたちこめつつある
一方で、一連の事件の犯行声明を出しているチェチェンの反乱軍トップ、バサエフは自分たちのホームページ(http://www.kavkazcenter.com/ 彼に直接問い合わせしたい人は、ここからメールを送れば必ず届く。)から、こういっている。
件=7000ドル
旅客機2機撃墜=4000ドル
ベスレン殺戮事件=8000ユーロ(およそ1万ドル)
これが彼らにかかった全費用だそうだ。この声明が真実ならベスレンでは一人頭3000円ほどで子供を殺した計算になる。
Basayev says that the school siege in Beslan costed only 8,000 euros, that the downing of two Russian planes on August 24 costed $4,000, and that two explosions in Moscow at the end of last August costed no more then $7,000, together with suicide terrorists that blow themselves up.
プーチン、学校テロ後のインタビューで、「このテロは戦争である。」「背後に英米のイスタブリッシュメントがいる、チェチェンへの資金援助はやめよ」との言葉を口にだしていることは重大だ。自分にはチェチェンと会って話をしろというのに、英米てめえらは、ビンラディンと会って話をしないのは二重規準だ、とまで大いにぶちまけている。彼は敵が誰かはっきり分かっている。彼は英国イスラエル(純粋シオニスト)と正面から事を構えていいと覚悟を決めたと言える。ロシア国内の首長選挙を廃止、その任命制を提案中だ。ロシアを中央集権化し、国防体制の引き締めに入った。一昨日,ブッシュ大統領は、首長選挙を廃止するのは問題だ、民主主義の原則を守れと声明でのたまわった(子分が書いているが)。われわれは、不思議の国のワンダーランドにいるのじゃないか(笑)。
そしていよいよ、プーチン大統領に先日暗殺が仕掛けられた。イタリアのテレビ報道を、ブルガリアの英字新聞が引いている(9月18日付)
http://www.focus-fen.net/index.php?catid=137&newsid=48086&ch=0&datte=2004-09-18
18 September 2004 | 13:13 | FOCUS News Agency
Moscow. Russia's President Vladimir Putin escaped an attempt on his life, Italian channel RAI 1 reports. Early this morning the police in Moscow found two car-bombs full with explosives parked on one of the regular routes where his cortege passes every morning on his way to the Kremlin. There were war mines and explosives in the two cars and the police dismantled them successfully.
大統領がクレムリンの大統領府に通う決まったルートが2つあるが、そのうちの一つに、地雷とともに爆薬を満載した2台の自動車が9月18日早朝、駐車しているのが警察により発見されたが爆薬処理班が出動し、成功裏に処理したという。
英イスラエルを中心とした勢力が、政治的威嚇という次元を超えてプーチン殺害を狙っている事は間違いない。プーチンは、決然とした態度で臨むだろう。これはいよいよ戦争の前哨戦なのである。
世界はより高度な緊張に入ったといえる。
最近,米国中央銀行が、異常な量の貨幣を市場に突っ込んだ。この5月だけで1550億ドルで、前代未聞のスケールだ。銀行のシステム不全があるようだ。米国のメガバンクが軒並み破産に向かっている様子がうかがわれる(バンカメなどUSエアラインというお荷物を抱え青息吐息。既に裁判所を通じ破産手続きに入ったとの噂もある)。結果として財務省に帰属し国有化される兆候がある(UFJ,三菱東京も同一の運命を辿るだろう)。米国中央銀行は民間会社なので、これもあわせてつぶれる可能性もある。この際、財務省銀行は金本位制に復帰をせざるを得ないだろう。通貨発行権も米国憲法の規定通り、議会に復帰をする。英国王室側,ロスチャイルド側は、米国中央銀行に投資をしてきている。メガバンク倒産で彼らの利権が吹っ飛ぶ。英国イスラエル側とアメリカンエリートの側との間に,息が合わなくなっている様子がある。
民営化とは何か。それを通じて米英多国籍企業が、その国の国民が汗水たらして築き上げた財産を二足三文の値段で入手し、かつその国の政治状況を支配するプログラムなのである。小泉、竹中、自民、公明、民主,朝日,読売,産経,毎日。すべて、民営化を促進する論陣を張っている。皆売国の輩であるのだ。日本の最後の砦(笑)、 「太田龍」氏までもが、米英石油メジャーに身を売って、彼らの「石油ナイナイ音頭」の脅しの歌を合唱し盆踊るというそのさまは、あまりに醜悪で嘔吐以外になく、目を覆うばかりの末期的な亡国のザマなのである。
日本に、知と将のプーチンはいないのか。
絶望的な気分に染められる。
一方、この8月20日、ウオルト=シースビー(Walt Sheasby)という人物が62歳で亡くなった。カリフォルニア州内で7番目に当たる、西ナイル・ウイルスによる死である。学者である彼は、米国緑の党の理論的支柱であり、ベトナム戦争時代からの筋金入りの反戦平和運動の中心的指導者の一人。大統領選でブッシュ政権をなで切りにかけていた今、彼の若くそして珍しいタイプの死により米国緑の党は深い喪失の深い悲しみの内にある。実は石油起源を巡る問題で、旧ソ連(ロシアーウクライナ)科学界側の取る鉱物起源説の世界的主導者の一人だった。
http://www.change-links.org/Sheasby.htm
鉱物起源説を主張するもう一人の学者、泥棒学者トーマス=ゴールドもその数ヶ月前に84歳で死んでいる。
ゴールドの死は年齢だとしても、シースビーの死には、微妙な物を感じないわけにはいかない。彼の政治的位置,主要メディアが打ち合わせたように石油生産ピーク到達説で横並びになっている環境の文脈でアメリカで鉱物起源説(石油無限説)を説いて孤軍奮闘し石油メジャーに拮抗し、石油ファミリーブッシュ政権として彼らを叩きに叩いて来たその人物の、実験室製作由来とも一部で言われている「西ナイルウイルス」での死だからである。私の、アメリカ人の友人のその友人の女性微生物学者が、命を威され、やむなく学者をやめ、今小さなホテルの受付嬢になっている。世界で微生物学者が次々と殺されているという報道に馴染んではいたが、本当らしい。
米英の石油利権によって、純粋な科学的営為の諸情報がいかに制御されているか。米英の科学というのが巨大な産業利益に条件づけられているか,次回はっきりとお分かりいただけるだろう。