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(回答先: Re:毎日そのことばかり考えています(笑) 投稿者 きゃべつ 日時 2004 年 8 月 13 日 09:57:22)
きゃべつさんはじめまして。オニオンと申します。こんにちわ。
「半年程前にこのサイトにたどり着いてからというもの、社会生活に支障を来たすくらいその事ばかり考えています(笑)」
全くですね!同感です(泣)。
「多分、彼らは非難の標的にならないことで生きのびて来たからです。今はまだインターネットが誕生して10年とちょっとですし(長い人類の歴史の中で10年ちょっとですよ!)、それでも自分のような何も基礎的な知識のない人間が、ある程度の実際の現実が半年ちょっとで分かるようになったという事は本当に凄いと思います。自分は、現実についての知識だけは昔の人の3倍はあるでしょう。」
申し訳ないのですが、この辺りに反論です。
確かにインターネットは僕らのような一般庶民にも世の真実の一片を教えてくれるという点で非常に有用だと思います。しかしその反面インターネットの出現が国際金融のよりいっそうの興隆とグローバル化の(その先の世界政府主義へ通ず)発展への一助になったことは否定することは出来ません。そういう理由で功罪半々かなと思います。
また一番問題だなと思うのが時代が進むと共に彼らに対する抵抗者が確実に減ってきているともみれることです。今の世の中で「今世界は国際金融家による専制の危機に瀕している」なんて言おうものなら一般人でも変人を超えて狂人扱いです(思い当たる節、ありませんか?)。政治家が言おうものなら果たして、、といったところでしょう。
「アメリカ人が民間銀行に通貨発行をコントロールさせるようなことがあれば、まずインフレによって、次にデフレによって、銀行は人々から全ての財産を奪い取り、子供達は気がつけば、父親達が征服した大陸で宿無しになっているということになるだろう。通貨発行券を銀行から取り上げ、本来属すべき人民に返すべきである。」
「公的に通用するお金を発行する民間中央銀行の存在は、人民の自由にとって常備軍よりも脅威である。」
上の二つの台詞はアメリカ合衆国第三代大統領のトマス・ジェファーソンのものです。昔は大統領がこのような発言をしても問題なかった、、かどうかは知りませんが(笑)、このような事を言うことが可能な社会だったのです。実際ジェファーソン以外にも合衆国の多くの大統領が国際金融家に対して批判的でした。
また神田の古本屋街に行ったときに気付いたのですが、日本でも戦前は中央銀行などに関する研究やその独立に関する批判は盛んだったようです。
また、さらに言えば彼らの最大のライバルはおそらく土地に根ざした貴族、或いは自営農民などではなかったのかなと思われます。もし500年前に彼らが今のような世界征服(?)に乗り出そうとすれば、それら(貴族や農民)の猛反発により成功しなかったでしょう。
まあ逆に言えば、十字軍に始まるここ1千年ほどの時間をかけてそれらの存在を潰してきたんでしょうけどね(近代に入ってからの政治家の方は新旧古典派経済学なんかを使ってうまい具合に篭絡してきたのでしょう)。
以下余談ですが、、
「少なくとも自分は、おそらく皆さんと同様、自分の家族をいまだ説得できていません(笑)。」
はい。僕も同様です(やっぱり涙)。
浪人生の身分なので当然なのかも知れませんが、家族とこの手の話をしようとすれば「キチガイみたいなこと言ってないで勉強しろ!」ぐらいしかかえってきません(とほほ、、、)。友人とは幸いなことにたまにこういう話もしますが、力不足のためか上手く説明できません。
はっきり言ってちょっとうんざりすることもしばしばです。でも彼らに対抗するのなら、身近な人の説得すら出来なければおそらく何も出来ないだろうなとも思うのです。個人の力で彼らに対抗するのはまず不可能でしょう。彼らの築き上げたシステムに対抗できるのは共同体の力だけだと思います。とすれば、身近な人との関係をきずくところからある意味(半ば気分的な問題かもしれませんが)彼らとの対決は始まっているのかもしれません。
でわまた(色々と生意気言ってすみませんでした)。