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冷静な判断で着陸中の衝突危機逃れたアシアナのクック・ジュンギ機長
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/12/20041112000049.html
今年8月、米ロサンジェルス国際空港で管制塔の失敗で、一歩間違えれば飛行機2機が衝突する大惨事が派生するところだったが、幸い、韓国人操縦士の冷静かつ早い判断で数百人の命を救ったことが、10日、ロサンジェルスタイムズ紙の報道で遅れて伝えられた。
主人公はアシアナ航空のクック・ジュンギ(41)機長。クック機長は1990年、アシアナ航空が民間人を対象に行った初の採用試験で合格、入社した操縦訓練生第1期生で、これまで14年間、8061時間を飛行したベテランだ。
クック機長とロサンジェルスタイムズ紙によれば、事件は8月19日午後2時55分(現地時間)ごろ発生した。当時、クック機長は乗務員と乗客297人を乗せたボーイング747-400機を操縦し、着陸しようとしていた。管制塔の指示に従い、地上210メートル余まで機体を下降させていた。
ところが、着陸すべき滑走路には、何と米内線のサウスウェスト航空ボーイング737機が離陸準備をしていた。ほぼ、衝突が避けられないぎりぎりの瞬間、クック機長は冷静に操縦桿を引っ張り上げ、最大限に機体を繰り上げて最大限機体を上昇させ、辛うじて大惨事を免れた。
最後の瞬間、二つの飛行機の距離はわずか55メートル余だった。生死を分ける10秒だった。クック機長は「滑走路に飛行機があるのを見て、口から悲鳴が漏れた」と、当時を振り返った。
以後、真相調査に着手した米国家輸送安全委員会(NTSB)は、ロサンジェルス空港管制塔の過失を認め、「優秀な操縦士が大惨事を阻止した」と間接的な感謝の意を伝えてきた。
クック機長も「後2〜3秒遅く発見していたら、莫大な被害が発生していたはず」とし、「運が良かった」と語った。
NTSBは「悪天候だったり、夜間であったなら、状況はまるで違っていたかも知れない」と分析した。実際に、1991年、同空港で似たような状況が発生、飛行機2機が衝突し、33人が死亡している。当時は未明で、視野が暗い状態だった。
クック機長は「天佑神助で助かったのだから、長生きするかも」と話した。
李衛栽(イ・ウィジェ)記者