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11/10 03:01 極秘のロシア外交文書も 平田国学と維新探る特別展
幕末の尊王運動に大きな影響を与えた江戸後期の国学者平田篤胤
(ひらた・あつたね)(一七七六―一八四三年)が独自に入手した
、「通商しなければ領土を荒らす」と幕府に迫ったロシアの極秘外
交文書など初公開品を展示した特別展「明治維新と平田国学」が国
立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で始まった。十二月五日まで。
本居宣長(もとおり・のりなが)(一七三〇―一八〇一年)の国
学を継ぐとされてきた篤胤の研究のきっかけは、対外危機だったと
いう意外な事実が浮かび上がるという。歴博は「これまで一部の資
料で議論され、評価が分かれていた篤胤の全体像を把握できる貴重
な資料」としている。
約四百五十点に及ぶ資料のほとんどが初公開。歴博が篤胤を祭る
平田神社(東京)の協力を得て四年がかりで整理した。
ロシア語の文書と訳を集めた「游呂舎字(おろしゃじ)用例考」
(一八二三年)には、一八〇七年にロシアの海軍大尉フヴォストフ
が抑留した日本人に持たせた江戸幕府あての極秘の「脅迫文」を収
録。
「北方の諸地方は包囲されており、日本政府が強情を張り続ける
のであれば土地を喪失することになる」などと幕府に圧力をかける
内容だ。
篤胤編さんの露和辞書「魯西亜(ロシア)語」や、てんぐの世界
を見たという人の体験を詳細に聞き取って絵にした「七生舞の図」
なども展示されている。
20041110 0300
[2004-11-10-03:01]
共同