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(回答先: 前1世紀の近畿に王権か 大阪、池上曽根遺跡(共同通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 11 月 09 日 21:43:46)
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20041109i314.htm
3 大阪府和泉、泉大津両市にまたがる弥生時代の代表的な環濠(かんごう)集落・池上曽根遺跡(国史跡)の中心部で、東西に整然と並ぶ弥生中期後半(紀元前1世紀)の大型掘立柱建物群の遺構が見つかったと、大阪府文化財センターが9日、発表した。
倉庫と推定される4棟で、1995年に発掘された祭殿風建物などとともに方形区割りで計画的に造営されたとみられる。この時期の「クニ」の中心的な集落で、後世の「宮」のように整備された建物群の配置が確認されたのは初めて。
4棟の建物跡は、周囲より高い土地に東西約30メートルの範囲で1列に並び、柱の直径は35―30センチと太く、建物規模は最大で南北10メートル、東西7・8メートル。柱穴の一部は重複しており、建造時期は2段階に分かれるとみられる。実用土器など日常生活の跡がないことから、同センターは奉納された稲や祭具などを納めた倉庫と推定している。
方形区画を持つ弥生期のクニの中枢は伊勢遺跡(滋賀県守山市)でも見つかっているが、池上曽根遺跡より200年余り後のものとされている。
金関恕・大阪府立弥生文化博物館長の話「東西、南北を強く意識していることがうかがえ、この時期に計画的な都市づくりの思想が既に存在していたことを示す発見で、大きな意義がある」
(2004/11/9/23:17 読売新聞 無断転載禁止)