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(回答先: ブッシュ再選の意味(田中宇) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 11 月 07 日 03:37:32)
「607」 米大統領選挙の結果への私のコメント。そして今後の動きについて。2004.11.6
副島隆彦です。 2004年11月6日です。
今度の米大統領選挙では、どうも大量に選挙得票が、
消されたようである。以下に届いた情報は、私の友人からのものである。
(転載貼り付け始め)
11/04/2004
「腐り果てた選挙」 by グレッグ・パラスト
http://hiddennews.cocolog-
nifty.com/gloomynews/2004/11/by.html
An Election Spoiled Rotten Greg Palast November 01, 2004
http://www.tompaine.com/articles/an_election_spoiled_rotten.
大統領選挙日を迎える以前に、すでにケリー=エドワーズ選挙チームは、すでに100万票余りの票を失っている。なぜなら、重要な州であるオハイオ、ニューメキシコでは、選挙人登録名簿から有権者が意図的に削除され、かつ不在者投票は無視されている。特にマイノリティ居住区(貧しい人々の地区)においては、例えばニューメキシコ州リオ・アリバ郡のような地域では、ヒスパニック系住民の投票が選挙人名簿から除外される確率が白人票の5倍である。調査報道記者グレッグ・パラストが、廃棄された投票について報告する。
票が集計されるずっと以前から、ニューメキシコ州では、ジョン・ケリーはすでに数千票を失っていた。
コロラドでもオハイオでも同じだ。はるか南のフロリダでも・・・投票日である火曜日夜の票集計を待つまでもない。 洗練された投票操作---’選挙権上の民族浄化’、 不在者票は行方不明、票を削除する投票機などなど---によって、ジョン・ケリーはあらかじめ100万票余りを失ってからの選挙スタートとなったのである。
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。 ブッシュ陣営というのは、どんな汚いことでもやる人たちの集まりだ。
あらかじめ決戦州となると分かっていた、オハイオ州 と フロリダ州で、今回も極めて汚い手を使って選挙犯罪を行った。前回の4年前は、フロリダの海に数十万票の票のアル・ゴア候補への票がはいった投票箱を投げ捨てたという。このことは日本では、浜田和幸(はまだかずゆき)氏が報じた。
ブッシュとそれを支える、というか操(あやつ)る共和党内のネオコン派の、凶悪な犯罪政治人間たちは、何がなんでも、ブッシュ政権の2期目を継続した。なりふり構わずいろいろの手段と使って、選挙の得票に仕掛けを作ったようだ。 特に、今回は投票機械に精密な仕掛けをして、ICを狂わせてブッシュに投票したように書き換わる仕組みを作ったようだ。(タッチパネル式の投票所で、ジョン・ケリーのボタンを押したら、ジョージ・W・ブッシュに投票した旨表示された例が報告されている)
これで数百万票が、民主党の候補者のジョン・ケリーからブッシュに自動的に書き変わるように出来ていた。 フロリダ(27票)、オハイオ(20票)の合計47票を、ブッシュが取れば、どうしても、ブッシュの勝ちとなって、過半数の271票を得票するようになっていた。
だから、私は、2年前から2004年の大統領選挙は、ブッシュが僅差で勝つように出来ているのだ、とずっと書いてきた。大きな政治の世界もまたこのように仕組まれた汚いものなのだ。以下の記事で最終得票数が決定したようだ。投票率はちょうど60%ぐらいであり、1億2000万人(アメリカの人口は、2億8千万人ぐらいだ。
それ以外に2千万人ほどのイリーガル・アライブ=違法滞在者=がいる)が投票したと報道された。
(転載貼り付け始め)
アイオワ州もブッシュ大統領…選挙人286人で確定
読売新聞 2004年11月6日
【ワシントン=永田和男】AP通信は5日、米大統領選で勝敗確定が遅れていたアイオワ州(選挙人7人)でブッシュ大統領が勝利したと報じた。これで選挙人獲得総数はブッシュ氏が286、民主党ジョン・ケリー上院議員が252人で確定した。
同通信によるとアイオワ州でブッシュ氏は5日現在74万980票を獲得し、ケリー氏を1万3000票あまり上回っている。まだ未開票分はあるが、残りの票をすべて数えても逆転の可能性はなくなったという。アイオワは2000年選挙で民主党ゴア候補が2000票あまりの差で制した。ブッシュ氏は今回、アイオワのほかやはり前回ゴア氏が勝ったニューメキシコ州で勝利。一方ケリー氏は前回ブッシュ氏が勝ったニューハンプシャー州を制したが、それ以外は民主、共和両党がそれぞれ前回勝ったのと同じ州を獲得した。
(読売新聞 2004年11月6日9時4分更新)
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。ブッシュ政権は、ディック・チェーニー副大統領が、実質の大統領である。チェーニーが、ブッシュを怒鳴り、叱りながら政権運営をやっている。チェーニーが、10月の3回の大統領選討論会で、ブッシュの背中に受信機を背負わせ、耳のうしろに小さなイヤフォンをつけさえ、別室から指示を出しながら、ブッシュに発言させた。文字通りチェーニーのあやつり人形(パペッット)である。そして、チェーニーは、デイヴィッド・ロックフェラー(90歳)の直臣の忠実な家来であるから、つまり今のアメリカは、やはり、ロックフェラー帝国である。
2期目のブッシュ政権は、これから2年ぐらいかけて、イラクからの米軍の撤退計画を実施する。
私がずっと書いてきたとおり、アメリカは、「戦争’刺激’経済」( War-Boosts-Economy ウォー・ブースツ・エコノミー)であるから、10年に一度、戦争をして、それで経済を支え、大不況(恐慌)入りを阻止する仕組みで動いている。 そうするしかないのだ。
だから、このあと4年で戦争の時代を終えて、4年後には、民主党政権ができる。
このままゆけば、ジョン・エドワーズ(今回の民主党副大統領候補)が、4年後の米大統領だろう。
ジョン・エドワードは、ウエスト・ヴァージニア州選出の上院議員を今回辞職して、今から、ニューヨークを「取り」にゆく、ジェイ・ロックフェラーと、堅い盟約を結んで彼の下についたようだ。それで、ジェイは、68歳だが、自分が、ジョン・ダビッドソン・ロックフェラー4世であり、正統の四代目の嫡男の”当主”である
として、自分の叔父であるデイヴィッド・ロックフェラーに、王座の奉還を求めにゆく。デイヴィッドの直臣のチェーニーや、日本を最高位のところから管理しているポール・ヴォルカーの時代がやがて終わり、ネオコンの連中も次々に捨てられて、失脚してゆくのがこれからの4年間だ。
共和党の時代に戦争をして、民主党の時代なると戦争をしないようにする。これがアメリカの大きなところでに動きである。 私のこの巨視的な見方は、今後も当たるだろう。
副島隆彦拝
2004/11/06(Sat) No.01
http://snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi