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(回答先: 路上口論、1人のウソが発端…重慶で数万人が大騒乱【読売新聞】 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 10 月 20 日 21:08:05)
重慶は反日の拠点でもあるが、同時に今までの共産党政権に対しての反政府感情も飽和点に近くなった......何てことは誰でも言うでしょうからこの辺にしときます。
驚くのは一人のウソがこれほど大きな騒擾効果があったということです。報道統制化においてはそれだけ裏での流言飛語が多いから、何かのきっかけで床にこぼした灯油に火をつけたマッチを落とすように、一気に燃え上がるような事態が起こりやすいのでしょうね。
この阿修羅の読者、投稿者の皆様はインターネットを通じてあらゆる情報を摂取して、さらにそれを吟味して取捨選択できる環境にあります。けれども私が実際に中国で見ている限りでは、インターネットは発達しても情報統制が強いので自由な情報に期待している若い人々は欲求不満であるように見えます。たとえ勉強して英語が流暢になっても中国では自国に対して否定的な情報を流す報道であれば、海外の英語のサイトであってもブロックしてしまって見えない。(BBC、CNNは全く見えない)エッチサイトは割合とブロックは少ないのは面白いところですが。
重慶は北京や上海よりも田舎であり、国民党政権抗日時代には日本軍の空襲でひどい目に遭い、共産党政権になってからは工業の中心は東北地区に移り、再度工業化されたときには世界でも最悪の大気汚染と水質汚濁に苦しんでいる。
今の中国の為政者が大変なのは、中国の右肩上がりの成長が鈍化したら民衆の不満が爆発する危険があることです。内憂外患といいますが、日本には内政干渉を行うほど強気に交渉するが、内憂に対しては薄氷を踏む思いで対応していることでしょう。
今の中国の政治が良いか悪いかは別にして、13億の国民にどうやって生活させるかということを考えるのは並の感覚では出来ない芸当だということを痛切に感じます。