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村上陽一郎書評 自らのユダヤ性に対峙した文化人 『彼ら抜きでいられるか』 H.J.シュルツ著【毎日新聞】
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/455.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 10 月 12 日 13:26:29:V/iHBd5bUIubc
 

うーん、阿修羅のことでユダヤ的なる思想について、いろいろ知ってしまうと、自らのユダヤ性から自由でいられた文化人はいたのか、と懐疑的になります。でも、中にはやっぱり、自らのユダヤ性から自由でいたいと思った文化人も多かったに違いないと信じたいです。
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はじめだけ引用します。

バビロン捕囚の後、離散(ディアスポラ)したユダヤ民族のなかに、現在のヨーロッパで言えばドイツ以東に住に住み着いた人々(アシュケナジム)と、イベリア半島からアフリカ大陸に移住した人々(セファルディム)が現れた。

アシュケナジムのうち、ロシア在住の人々にはポグロム、そしてドイツ語圏の人々にはナチスの大弾圧があったことは周知のとおりである。しかし、ドイツ語圏ほど、そこに住むユダヤ人たちが、その固有の文化に対して大きな関わりを持った地域も珍しい。

一般に私たちが「ドイツの」作家、音楽家、学者、文化人として理解している人々の中に、何とユダヤ人の多いことか。むしろそうであったがゆえに、ナチスは、自分たちの文化の「純粋性」への関心を強め、ユダヤ的「汚染」を嫌忌したのかもしれない。

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(後の続きは、下記のURLをご覧ください)

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/20041010ddm01570129000c.html

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