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↓あっしら様、長兵衛さま、レスを有り難うございました、など
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投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 10 月 11 日 07:32:16:WgkZZjZT3HifU
 

(回答先: イラク戦争の米国への協力が日本の大義である、などというこのおぢさんの正体は一体??? 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 10 月 09 日 18:51:46)

あっしら様、

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どうという人ではなく、ご自身の世界観に囚われ少し思慮が足りない普通の「近代的知識人」だと思いますよ
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『どうという人』ではない・・・んですかねえ。
『国際派日本人養成講座』などと大上段に振りかぶった名前の講師に自薦してなって
それを三百六十何回も続けてきていて、これからもまだ続けよう、っていう人なんですけどね。
どのくらいのペースで発行してるかなあ。
10日に一度くらいは発行してるんじゃないでしょうか。
よくあれだけの量のことを調べて書けるなあ。
本当に一人でやってるの? って感じなんですよ
(あ、でも、あっしら様も時期によってはご投稿量はお一人でもすごかったですよね)。

で、また『美談』がえらくお好きなんですよ、この方(筆名は『伊勢雅臣』だし・・・)。
うちの親父みたいな水戸黄門好きの単細胞だったらウルウルきちゃうような
古き良き日本の修身の教科書に載ってたの、みたいなお話を
いっぱいどっかから発掘してきちゃあメルマガにして配布しているんです。
そういうのがお好きな世代なんでしょ、で済ませてオーケーでしょうか。
いくら『どうという人』ではなくても、
あたくしがコピペした文みたいなのとそういうのとを混ぜて出していちゃあ、
ちょっと危なかぁないでしょうかねえ?

あと、どうなのかなあと思っていたのが、
地政学地政学と言うけど、
あたくしは地政学がわかりませんので、
地政学的見地からみて日本はアメリカと同盟関係を持たざるを得ない、
などと言われてもその真偽のほどもやはり分かんないというところですね。

ともあれ、一行でもご意見をありがとうございました。

*

長兵衛さま、

お初でございます。

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「愛国的」見地からの立論という点では、まだ千葉邦雄氏の方がはるかに見所があり、理路整然としていると私は思う。
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写真屋さんの千葉さんですね。
まあ、あれを本当にアメリカに向かって言うっていうのは、
国内でテロと公には言われないテロが起こったり
本人が暗殺されたり、とまたろくなことが起こらなさそうで
なかなか勇気の要ることではあるだろうな、という感じはしますねえ。
だいたい小泉は、千葉さんの言ったようなことなど考えもしない、
とわかっているからこそ首相に据えられた、みたいな人材ですわね。

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コメント:「かつての大日本帝国によるアジア解放」と「現在の日本国の米国への屈従」とは、論理的には絶対に両立し得ない(かつてのアジア植民地解放の敵手であった米国が、日本の敗戦と同時にどうして「アジア解放」を「旗印」に「掲げて戦ったはず」の日本と同盟国になれたかの説明ができない>このあたりを元文を書いた自称「 国際派日本人養成講座」主催者は、巧みにはぐぐらかしている。>彼を追い詰めるには、この点の矛盾を突いてやれば簡単だろう。
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本当に「自虐史観」を脱したければ、まずは対米隷属の現状を批判しなければだめだ。
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元文を書いた伊勢雅臣なる人物は、「戦前の日本の肯定」と「戦後の日米安保体制の肯定」という絶対的矛盾に突き当たったため、虚言を弄してはぐらかしを続けざるを得ない哀れな道化としか、この元文を読むと思えない(その論法の苦し紛れぶりには憐憫の情すら覚える)。
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伊勢氏はその辺りのことは既に
『現在の「日米同盟派」と「対米独立派」の二つの主張は、それぞれに説得力を持つ「地政学的」史観と「植民地主義」史観に根ざしています。我が国の今後の国際戦略を練るためには、この史観の問題にまで遡って考える必要があります。』
『私は「地政学」的史観と「植民地主義」史観は、一つの世界史を二つの異なる角度から観たもので、双方とも真実を含んでおり、両者を通じて複眼的に現実を見るべきだ、と考えます。』
『同時に「日米同盟派」と「対米独立派」も相対立する戦略ではなく、日米同盟を維持しながら独立国としてやっていく道があるはずです。』
などと述べて済ませているかと見えます。
何やら官僚の書いた何かの釈明文でも読んでいるような感じがありますが・・・。

コピペしたメルマガの後半は、なんでこんな脳天気な認識が持てるのだろう、と
こちらが憂鬱になるような甘さが際立っているようで滅入りました。

『米国が貿易赤字を続けていられるのは、日本が米国債を買い支えているからです。』
→これなんて、うちの親父と変わんないですね。世代的に近いのかなあ。
 もしかして、それ(我が国の米国債の買い支え)を得意に思っておいでなのれすか、
 と問いたくなるような感じです。
 以前よく書記長さまとおっしゃる投稿者の方がおっしゃっていた
 アメリカによる戦後の日本人に対する心理操作作戦
 (それは多分にあったはずとあたくしも思っております)の成果が
 こんなところに表れているのかもな、という思いがいたします。
 まるで親にほめられたい一心でがんばる子供みたいなんだけど
 アメリカはだいたい我々の親などではなく、どちらかというとヒモでありますので
 がんばってもがんばっても搾り取られるだけで、いいこと全然ありません。
 DV被害(・・・に遭うのは女性のほうが多いみたいですが)者が
 加害者の暴力に耐えるのみならず、それでも愛してるのよ、という自分に酔う、という
 あの中毒状態が想起されてしまいます。
 そこから醒めない限り被害者であり続けるしかないというのに。

以下に抜粋した部分などにも、ただ憂鬱になりました。いやあ、甘いすねえ。

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自衛隊がイラクに到着した時は、アメリカのTVニュースでその様子が報じられました。「ついに強力な友邦が手助けに来てくれた」といういかにも歓迎ムードの報道でした。日頃から日本の経済力・技術力をよく知っている米国国民も、頼もしい同盟国として日本を認識したのは、初めてだったでしょう。
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日米両国は長い間、安全保障条約を結んで同盟関係にありましたが、現在ほど、日本の存在感が増し、アメリカに頼りにされている時期はありません。
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アメリカに頼りにされるほど、日本のアメリカに対する発言権が増します。
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日本の発言権が増すほど、こちらの言い分を通しやすくなるのです。その結果、こちらの国益に沿わない要求を断ることもできるようになります。それは追従から対等な同盟への道です。
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・・・そんなこんなでして。

こんなメルマガ取るのやめりゃあ良さそうなものですけど、
毎号寄せられる、美談にほだされた読者の感想文などを読んでのけぞるのも
それはそれでまた現実認識のひとつのきっかけかも・・・
と思い、まだ受信している次第でございます。
洗脳されてるっぽい読者もけっこういるみたいなんですのよ。
だからあのおぢさんは何者なんだ、何を企んでいるんだ、
と思わないでもないのであります。

ではまた、ごきげんよう。

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