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(回答先: チンギスハンの霊廟発見 陵墓解明の手掛かりに(共同通信) ― アウラガ遺跡 投稿者 シジミ 日時 2004 年 10 月 04 日 20:00:17)
http://www.asahi.com/culture/update/1004/011.html
モンゴルで発掘を続けている日本・モンゴル合同調査団(総隊長、加藤晋平・国学院大元教授)は4日、モンゴル帝国を建てたチンギス・ハーンの霊廟(れいびょう)跡を発見した、と発表した。世界史上、最大の謎のひとつともいわれるチンギス・ハーンの陵墓の所在地を探る大きな手がかりになる。
同調査団は01年からウランバートルの東250キロに位置するアウラガ遺跡を調査し、13〜15世紀にわたって重なる遺構を確認。約11メートル四方の石敷き基壇の周りから馬を中心とした焼けた動物の骨や灰の入った土坑4カ所を発見した。レーダー探査で土坑は100カ所以上あるとみられる。
中国やペルシャなどの史料には、チンギス・ハーンの宮殿である「大オルド」が登場する。また、その地域に霊廟があったことや、動物の骨を焼く「焼飯」という祭祀(さいし)が記されている。
調査団は、(1)記録にある大オルドとアウラガ遺跡の立地や遺構が一致する(2)大量の馬の骨は焼飯を裏付けるなどとして、同遺跡は当初、チンギス・ハーンや次の皇帝オゴタイの大オルドで、その後、歴代皇帝をまつる霊廟になったと結論づけた。
また史料からは、チンギス・ハーンの墓は大オルドから半径12キロ以内に想定できるという。調査団日本側代表の白石典之・新潟大助教授は「世界の七不思議に数える人もいるチンギス・ハーンの墓を絞り込む重要な手がかりだ」と話している。 (10/04 20:18)