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散歩やガムは脳に“優しい” 負担少ない反復運動、リハビリに応用も
日米共同研究グループ発見
歩いたり、物をかんだりする周期的な反復運動は、物をつかむ、ボールをけるなどの単独の運動(離散運動)に比べ脳の活動は簡単なことが、二十六日までに米南カリフォルニア大と国際電気通信基礎技術研究所(ATR)などの日米共同研究グループによる実験で分かった。
サッカーでは一回のキックよりも連続するドリブルの方が簡単とも言える結果で、単一運動の繰り返しが連続的な運動につながるのではなく、系統発生的には連続運動の方が古いことを裏付けたとしている。大須理英子ATR脳情報研究所主任研究員は「脳障害のリハビリ方法などへ応用できるのではないか」と話している。
共同グループは、脳の活動状態を解析できる超高磁場機能的磁気共鳴装置(fMRI)を使い、男女十一人に装置内で手首を周期的または離散的に動かさせ、脳内のどの部分が活動しているかを観察した。
その結果、離散運動では周期運動より脳の広い範囲が活動していることが判明。システム神経科学の分野では従来、周期運動は一つ一つの離散運動をつなげ、繰り返すことによってつくられるとされてきたが、こうした考え方は間違いで、脳にとっては周期運動の方が簡単で負担が少ないことが分かった。
研究結果は、米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」オンライン版に二十七日掲載される。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/27pol003.htm