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(回答先: 統一長官「脱北者の北朝鮮入り事例、多数ある」 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 02 日 15:56:04)
北朝鮮から韓国に携帯電話がかかって来ている。
北朝鮮警察がソウルの脱北者に電話をかけ、カネを送ってくれというかと思えば、北朝鮮青年らが電話でテレビドラマ『張吉山』のテープを要請している。
中国との国境地帯からかかって来る北朝鮮からの電話は、北朝鮮に避けることのできない変化の波が押し寄せている兆しに見える。もちろん、南から北にかける電話ははるかに多い。
▲「ソウルですか? ここは保衛部です」
ソウルに居住する脱北者のシン某さんは先日、携帯電話をもらってびっくりした。相手は自分が北朝鮮保衛部員(警察)と名乗った。この保衛部員は北朝鮮から電話をかけているのだとし、今、シンさんの友人を捕まえていると言った。
友人の名前など説明は正確に一致した。保衛部員はドルを送ってくれれば、友たちを釈放する言ってきた。保衛部員はシンさんが中国でその友人と会った時に密かに渡していた携帯電話を奪って電話をかけてきたのであった。
シンさんは友人のためにドルを送ると約束し、「保衛指導員同士もできれば脱北してください」と冗談まで飛ばした。
▲「書類送るから、送金しなさい」
脱北者のイ某さんは北朝鮮からかかって来る電話が煩わしい位だ。イさんもやはり、去年中国で会った北朝鮮の友人に中国の携帯電話を渡しているが、これらの人たちが北朝鮮に戻ってから頻繁に電話をかけているためだ。
北朝鮮の友人は脱北者が巨額を手にしていると考え、各種の書類や資料を渡すから、カネを送ってくれと要求している。
▲死んだとばかり思っていた兄からの電話
脱北者だけが電話をもらうのではない。離散家族のパク某(ソウル)さんも、すでに死亡していると思っていた北朝鮮側の兄が咸鏡(ハムギョン)北道・会寧(フェリョン)から電話をかけてきた時は、信じられなかった。仲介者の助けを得て50年余ぶりの電話での再会だった。
パクさんだけではないという。最近、韓国の大勢の離散家族が北朝鮮からかかってくる家族の電話をもらっているという。
咸北・清津に住むイ某さんは南北の電話再会を仲介する。南側や中国側から注文が来れば、直ちに北朝鮮現地に駆け付け家族に知らせ、中国の携帯電話がよく通じる国境地域へと移動し、南北家族間の通話を取り持つ。
地域の北朝鮮保衛部の庇護を受けているという。
▲外部世界との通路
中国延吉に住む在中同胞のキムさんは最近、北朝鮮の友人から韓国の連続ドラマ『張吉山』のビデオテープを取り急ぎ送って欲しいという連絡を受けた。『張吉山』はこのごろ、北朝鮮内で密かに高い人気を集めている。
リスクの少ない中国側への電話は極めて頻繁に行われていると伝えられた。最近、北朝鮮の友人と電話で話したある脱出者は、「北朝鮮住民らた米国の北朝鮮人権法案についてとても知りたがっている。『北朝鮮を脱出すれば米国に行くことができるのか』などの質問をよくする」と言った。
国境地帯の住民らは外部世界の動向について多くのことを耳にしており、韓国と携帯電話がつながればあらゆる質問を投げかける。
▲主に南北で通話
北朝鮮から韓国に電話をかければ、北朝鮮側が料金を支払わなければならない。そのため、中国の仲介者を通じてソウルに電話をかけ、主に韓国側が北朝鮮に電話をかけるようにしている。
北朝鮮安全保衛部の厳しい統制のため、国境地域の北朝鮮住民らはいつも携帯電話の電源を消しており、必要な時だけ中国に電話をかけ、ソウル側から電話をかけてくるよう要請している。
北朝鮮との携帯電話は北朝鮮側で用意ができている時だけ可能で、監視が厳しくなれば携帯電話をビニールに包み、土の中に埋めるほど保安に気を使う。
今年初め、一時的に北朝鮮内での携帯電話がほとんど途絶えた事があったが、冬季の電力難により停電が2か月近く続き、バッテリーの充電ができなかったためだ。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者 nkch@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/12/02/20041202000057.html