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(回答先: 反日の民主党のF・D・ルーズベルト大統領は日本へ18発もの原爆投下を承認していた。 投稿者 TORA 日時 2004 年 11 月 29 日 16:29:31)
> また一九九六年四月、民主党寄りでリベラル系メディアの代表格であるワシントン・ポスト紙でさえも「マッカーシーは正しかった。リベラルが目をそらせている間に共産主義者は浸透していった」という見出しで、「VENONA」ファイルを指して「反共主義の人々が批判したとおり、ルーズベルト、トルーマン両政権には、ソ連に直接又は間接に通謀していたおびただしい数の共産スパイと政治工作員がいた証拠である」と報じている。
マッカーシーは正しくない、というのは彼は共産主義がなんであるかについて全く知らなかったから。それはフルシチョフ書記長が反共パフォーマンスでなりあがったニクソン副大統領に対して「君は共産主義を知らんじゃないか」と言ったのとは全く違う意味でである。マッカーシーは他の反共主義者とも(修正資本主義と共産主義の区別をしないような宗教めいた反共とも)違っていたのである。最初マッカーシーが「桃色分子がいる」と声を張り上げた時、共和党の反共主義者はこの演説があまりに荒唐無稽なので「このバカの所為でアメリカでの共産主義運動は盛り返す」と思っていた。しかし(インテリ保守が思っていたよりアメリカ国民がバカだったからなのか)マッカーシーは大いに受けてしまい、タフトら反共主義者は反共のため彼を支援しようと決めた。彼を支援した人は色んな類のがいたが、人間としての彼を好きだったのは「テキサス人だけだった」(笑)。しかしあまりにデタラメで同盟国でも評判が悪かった上、アイゼンハワー政権になってもホワイトハウスと議会を混乱させ続けたので結局弾劾された。寧ろ彼の脈絡の無いパフォーマンスのおかげでまともにスパイをあげられなかった可能性もある。マッカーシーは自分の上院再選のために名前だけ知っていた共産主義を利用しようとしていただけで保守的でも何でもなく、事実マッカーシーの主張する政策は次第に福祉主義的(反共主義者風に言えば親共産)になっていたのをインテリ反動派から幻滅されていた。
マッカーシーに関する伝記、リチャード H. ロービア著「上院議員ジョー・マッカーシー」(宮地健次郎 訳「マッカーシズム」岩波書店)より。