現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ37 > 1229.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: なるほどー 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 12 月 02 日 14:03:02)
件の本を読み直したところ、私の理解が抜けていたところ(勘違い)があったので以下を付け足しておきます。
* トルーマンのホワイトハウスと民主党の議会はマッカーシーの所為で過激な反共になってまともな活動が出来なくなってしまい、都会の人間は保守もリベラルも共和党の政権と議会を作れば馬鹿げた反共ヒステリーは終わるだろうとの思いもあって共和党支持に回った(また、この頃は30年代の同情的急進的な福祉政策よりも冷たい保守が台頭していた)。アイゼンハワー政権での朝鮮戦争(マッカーシーに言わせるとトルーマンが米国内の共産主義から目をそらせるため、マッカーシーから共産主義問題を取り上げるために始めた戦争)の休戦協定は、民主党政権で結ばれたのならマッカーシー派から妥協しすぎだと叩かれていたような内容だとトルーマンは述べている。
* 民主党を追い出すためにマッカーシーを利用していたタフトは(タフトら保守本流は退潮した米国内の共産主義よりも民主党左派の福祉主義をより危険視していた)、アイゼンハワー政権ができると最初に思っていたように出鱈目で邪魔なマッカーシーを排除しようとした(が、マッカーシーはその後も活躍した)。タフトは非米活動委員会も(明らかに軽侮している)若手に任せ、反共スパイ狩りはポーズでよいといった気分だった。
* 最後までマッカーシーの運動にほれていたのはボルシェビズムが出てきて以来あらゆる憎悪をボルシェビズムと同一視する憎悪主義者、頭の悪いブルーカラー、反共商売人、排英主義者と言った連中だった。
* バルタン星人さんの仰るようにマッカーシーは活躍の後期には明らかにFBIから資料を貰っていた。
* マッカーシーがフーバーFBI長官を大統領に相応しいと言ったのは彼の非難決議後で、二期目に立候補しようとしていたアイゼンハワーと比べてのことだった。
TORAさんもいろんなことクソミソにしてたらほんとにマッカーシーですよ(確かにゲッペルスを自任しているようだし)。